最新科学で細マッチョに<前編> 上達のコツ直伝!シリーズ 第12回
【Getty Images】
元アスリートや現役アスリート、専門家などがさまざまな競技の上達のコツを伝授するシリーズ。第12回は『ランニングのかがく』の著者で、桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部スポーツテクノロジー学科教授、日本トレーニング科学会理事などとして活躍中の櫻井智野風さんが登場。“最新科学で細マッチョになる方法”を伝授いただきました!
小さいころ正しいと思って実施していたことが、大人になって間違いだったと気づく経験をされた方は多いと思います。スポーツ分野ではさまざまな研究がされ、今までの常識が非常識になることがよくあるのです。
櫻井先生が研究している“乳酸”という物質もその1つ。みなさんも耳にしたことがあるかと思いますが、今まで「疲労誘発物質」だと考えられていたものが、最近では疲労ではなく「エネルギー生成」に欠かせない物質として注目、研究がされています。
このような最新科学をヒントにすれば、あなたも憧れの細マッチョになれるかもしれません。今回は最新科学で効率的に細マッチョになるためのポイントを教えていただきました。
小さいころ正しいと思って実施していたことが、大人になって間違いだったと気づく経験をされた方は多いと思います。スポーツ分野ではさまざまな研究がされ、今までの常識が非常識になることがよくあるのです。
櫻井先生が研究している“乳酸”という物質もその1つ。みなさんも耳にしたことがあるかと思いますが、今まで「疲労誘発物質」だと考えられていたものが、最近では疲労ではなく「エネルギー生成」に欠かせない物質として注目、研究がされています。
このような最新科学をヒントにすれば、あなたも憧れの細マッチョになれるかもしれません。今回は最新科学で効率的に細マッチョになるためのポイントを教えていただきました。
POINT(1)有酸素運動をやりすぎない
【(c) Athlete Career Support】
キーワードは“有酸素運動+筋力トレーニング”
ランニングで長い距離を走ることで痩せられて、トレーニングにもなり、一石二鳥などと思っていませんか?
ランニングで長い距離を走ることで痩せられて、トレーニングにもなり、一石二鳥などと思っていませんか?
有酸素運動だけをたくさん実施しても筋線維があまり太くならないので、痩せることはできてもマッチョにはなかなか近づきません。例えばランニングばかり行うと、上半身に筋肉があまり付かず、痩せて見えることがあります。有酸素運動だけでなく、それと同じくらい筋力トレーニングを実施することが大切なのです。時間のない平日は腹筋、背筋、腕立てのような補強運動を実施し、休日などはスポーツジムなどでマシンを使ってトレーニングを行うのがいいですね。