遠藤保仁「チャンピオンになりたい」=パレスチナ戦後、選手コメント
先制ゴールを決めた遠藤は「チャンピオンになりたい」と力強いコメントを残した 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
この試合でアジアカップの出場試合数が日本人最多となった遠藤は「チャンピオンになりたいのでまだまだやっていきたい」と、今後に向けて意欲を示した。またPKで1ゴールを決めた本田は「どういった形であれ、得点は自分に自信を与えてくれる」と語り、次戦への手応えをつかんだ様子だった。
以下は、試合後の選手コメント。
遠藤保仁(ガンバ大阪)
(先制点のミドルシュートは)浮かしてしまえば強風の影響を受けると思っていたし、芝がちょっとスリッピーというのもあったので、枠に飛ばすことだけを考えて蹴りました。(アジアカップ18試合目の出場は日本人最多記録だが)うれしく思うし、代表でいればそういう記録を更新していけるので非常にありがたく思います。けれど、チャンピオンになりたいのでまだまだやっていきたいです。
先制点はどの試合でも重要。特に引いてくる相手に対して先制点を与えると崩すのが難しくなる。先制点を取ることができれば状況はかなり有利になるので、次の試合も先制点を取ることができればこちらが狙っているようなサッカーができてくると思います。(試合の入りについては)良い入り方はもちろんできた思います。ただ、チャンピオンにならないと、良いスタートを切っても何の意味もない。結果的にそれがチャンピオンにつながったという形にしていきたいです。
本田圭佑(ミラン/イタリア)
本田は自身のこと以上に、母校・星稜高校の選手権優勝を喜んだ 【写真:ロイター/アフロ】
コンディションはまだまだ上がっていくなという感じはしてます。(それでもPKで1点取った)大きいですね。どういった形であれ、得点は自分に自信を与えてくれるし、次に向けてまた得点を取るためのいい準備をしたいと思います。
(高校選手権の結果は?)聞きました。優勝したらしいですね。それを聞いてくださいよ。どっちかというとそこでしょう。今日は俺の試合よりもそっちじゃないかと思うんですけどね。(やっぱりうれしい?)うれしいというか、先生の事故のことを帰ってきて聞いてね。3年連続ですか、ベスト4。なんか僕らの時はベスト4に行くのがすごい難しかった時代やったんですけど、今はそうやって3年連続で行ってしまうような高校に成長した。事故は不幸でしたけど、優勝したということで先生に「おめでとう」と言いたいですね。回復に向かっているということは聞いてますから、1日でも早くまた元気な姿を生徒の前に見せてほしいですね。
(連絡は?)取れてないです。たぶん安静にしてるんじゃないですか。また落ち着いて先生の方から連絡してくるくらい元気になればいいなと思ってますし、生徒たちには本当に同じようにおめでとうと言いたい。ここから大半の生徒は卒業して、プロないしは大学生になると思うんですけど、今の経験を生かして、またプロになれない子は大学4年でプロになれるように頑張ってほしいと思います。
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
長谷部は初戦の勝利を喜びながらも「誰1人満足していない」と語り、気持ちを切り替えていた 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
勝てたことはよかったと思いますけど、まだまだ満足できるレベルのゲームはしていないですし、ロッカールームの雰囲気を見ていても誰1人満足していません。もっと点を取れたと思いますし、次のゲームは全く別物になると思うので、そこは切り替えてやっていきたいです。
(遠藤の交代後、中盤の流れが単調になったようにも見えたが)単調になったというよりは、どちらかというと小さいミスが多くあった。前を向いてもなかなかアイデアが出なかったりとか、トラップが大きくなってしまった場面が何回もあったので、そういう精度を求めていかないといけないと思います。
(4年前と比べて大会への入り方はよかったのか?)グループで言えば、イラク、ヨルダンとこれからが本当の相手という気もします。勝てたことはよかったですけど、とにかく切り替えてやるのが一番大事だと思います。
岡崎慎司(マインツ05/ドイツ)
1点取ることができたことは満足できるけど、チャンスの数に対してはまだまだ満足していない。サイドに流れたり、ダイレクトではたいたりする場面はよかったと思うけど、最後にゴールを決めるのは自分じゃないといけないと思う。もうちょっとチャンスに絡めるようにしたいです。
(ゴールシーンは)狙っていました。(香川真司のシュートが)入っていたら申し訳ないと思うけど、たぶん外れていたと思う。いつもああいう位置でボールの軌道を読みながらコースに入っています。他のミドルシュートに対しても僕は常に詰めていたから、そのうちの一つが入ったという感じです。今日はけっこうチャレンジしてみてよかった部分もありました。クロスを待っていても合わないことがあると、何か工夫が必要だと思う。引いた相手に対しての攻撃はやはり課題になると思う。これからも引いてくる相手は多いと思うし、それに対して自分たちがどうやってこじ開けるか、大会をやりながら成長していかないと優勝はないと思う。
(マン・オブ・ザ・マッチは)僕ではないと思いました(笑)。体は動けていたので、そういうところを見てもらえたのかな。(吉田)麻也が欲しがっていましたけど(笑)。