爽快！ハワイのビーチで朝ヨガ 最高の人生を探す――そんな素敵体験
みんな輪になって手をつないで
最初は女性インストラクターの指導に合わせてポーズを作っていくのだけど、英語でのレクチャーのうえに、なにせ僕は朝起きてする運動といえば『れにれに体操第１』くらいで、ヨガ自体が初体験である。これでいいんかな？と見よう見まねでポーズを作ってみたものの、いいのか悪いのかよく分からないまま、１０分くらいしたところで当スタジオの代表であるデニス先生が登場。このデニス先生、日本語が大変お上手で、来たとたん、「さあ、みなさん、輪になって、腕を胸の前でクロスさせて隣の人と手をつないでください」と言い出した。
「手をつないだら、みなさん、もっとバック、バック！」
これも言われたとおりに手をつないだまま後ろに下がっていくと、アラ不思議、これだけで腕や肩甲骨が伸びていき、痛くて気持ちいいのである。さらに、デニス先生は「それじゃあ、片足を上げてバランスを取ってみて。でも、手は離しちゃダメ」とか言うから、体はグラグラするし、でも手は離させないし、でも耐え切れず尻餅をついちゃう人もいたりで、さっきまでの静かに黙々とヨガをしていた雰囲気とは一転して、女子はみんなキャッキャ、キャッキャ大喜びである。
デニス先生が来たとたん、朝ヨガの雰囲気が一変してしまったのだ。
笑顔が絶えない“リラックス・ヨガ”
１時間ほど経過したところで、ランガールイベントで参加していた女性ランナーたちは解散。朝ヨガ自体に参加した人たちは引き続き、デニス先生といっしょに朝のリラックスタイムだ。
最後は海に浸かって身も心も開放！
「スポーツも、ストレッチも、ハタヨガも、私はみんな同じ考えでやっています。意識でリラックスすること」とデニス先生。このスタジオでは『'Imi Ola』――seeking life、上質の生き方、最高の人生を探す、と言う意味のハワイ語を掲げている。ハワイの自然に抱かれながら、毎朝ヨガをして生活すれば、澱みきった僕でも『'Imi Ola』な生き方を送れるかもしれないなぁ……そんな風に思うくらいに素敵な朝ヨガ初体験でした。
午前９時前の朝ヨガの帰り道。相変わらず海岸沿いはランナーでいっぱいだったのだけど、なんか軽快な音楽が流れているなぁと、ふとＡＢＣストアの２階を見てみると、なんとフィールサイクルが行われているではないですか。ハワイの朝は早いのである。
（取材・文：森永淳洋／スポーツナビ）