内山高志、右拳復活でKOに自信 「当たれば倒れるんじゃないか」
1年のブランクも「練習楽しかった」
カメラマンに撮影されながらのテーピングに、「こんなのは久々ですね」と照れながらテープを巻いていた内山 【スポーツナビ】
昨年大晦日、金子大樹との激戦を制して以来の試合となる内山。練習前での会見では、試合間隔が1年間空いたことを聞かれたが、「趣味が仕事というか、ボクシングが本当に好きなので練習も楽しかった」と特段問題にはしていない様子。さらに、試合間隔が空いたことで、2011年1月の三浦隆司戦後に手術した右拳が良くなってきた。以前は50パーセントで打っていて、試合中も力いっぱい打てていたら相手が倒れていたかなと思うこともあったという。しかし、80パーセントまで力を出せるようになってきて、「右ストレートが大分強く打てるようになってきた。右ストレートが当たれば倒れるんじゃないかと思います」と自信をのぞかせる。
ジム内に響き渡る「ドスッ」
ジム内に「ドスッ」と響き渡る力強い右ストレートを披露 【スポーツナビ】
さらに、左フックや左ボディからの左アッパーなど左にもたっぷりと時間を割いた。もともと課題だったものの、右拳の手術以降鍛え上げ、4度目の防衛戦以降のダウンはすべて左で奪ってきた力強さはこの日も健在で、佐々木トレーナーも顔をしかめるほどだった。
「世界戦の中で一番目立ちたい」
左フックの力強さも健在 【スポーツナビ】
何よりも30日、31日で井上尚弥や拓大時代の後輩である八重樫東ら8つの世界戦がある。内山も「内容が問われる。しょぼい試合をしたら見向きもされない。一番目立つ面白い試合がしたい」と年末のボクシング興行の主役になることを誓った。
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