――宮原選手、３位という結果に対する喜びと、ファイナルに行けなかった悔しさ、どっちが強いか？

宮原　半分半分ですけど、今はフリーであまり良い演技ができなかったことが一番悔しいです。

――ゴールド選手、６分間練習で最後に転んだが、それは精神的に影響はあったのか？　あとファイナルに向けて、抱負を教えてほしい。

ゴールド　確かに転びましたが、選手にとって６分間練習と本番は分けて考えないといけないと思っています。ウォームアップはあくまで体を温めるもの。そこで跳べても本番で跳べるわけではないです。６分間の最後でダブルアクセルを跳んだことで結果的にはすごく良かったなと思っています。

　ファイナルですが、進出できてうれしいです。バルセロナに行くのも楽しみです。ただうれしい反面、すごく難しい大会になるとも思っています。ロシア人選手が４人、あとは私とアシュリー（・ワグナー）になるわけです。ただ今季のＧＰシリーズで良い結果を残したいと思っていたので、それは良かったです。

――宮原選手はいつも一貫性のある、ブレないスケーターだが、今日はらしくないミスがあった。それはなぜか？

宮原　緊張していたのと、ジャンプをしっかり降りることを考えすぎました。もう少し思い切ったスピードがあれば良かったと思います。

――宮原選手、目標のファイナルまであと一歩だった。何が足りなかったのか？

宮原　今日のフリーでもっときっちり演技をしていれば良かったなと思っています。２戦ともあまりスピードが出せなかったり、回転不足があったり、いろいろな課題が見つかりました。そういったところがファイナルに行けなかった要因かなと思います。

――ゴールド選手、国際大会に初めて出場した時はすごく期待されていた。しかしその後、ＧＰシリーズで優勝するのに時間がかかったと思うが、将来をどう思っているか？

ゴールド　ジュニアＧＰでも金メダルを取っているし、世界ジュニアでも銀メダルを取っているので、そういう意味では期待を背負っていた気がします。その後、どうしても自分のポテンシャルを発揮しきれていない部分があったし、今もすべてを発揮できているかは分からない部分もあります。でもスコアも伸びてきていますし、五輪にも出場することができた。そういう意味ではトップ選手にはなれてきているのかなと思います。今回の優勝でとても自信がつきました。今まで３位というのが多かったので、この結果はうれしいです。

――レオノワ選手、次のステップとしては何があるのか？　あとロシア選手権についても教えてほしい。

レオノワ　急いで帰って、少し休んで、ロシア選手権に向けて練習します。ロシアはレベルの高い選手がそろっているので、とても厳しい戦いになると思います。