膨らむ妄想、来季ブレークする選手は? 【動画】阪神・安芸キャンプ第2クール

菅野徹

2軍選手の練習を放送…いいぞもっとやれ

1軍昇格を目指す若手選手が高知県安芸市で行われる秋季キャンプに参加している 【岡本育子】

 2軍選手ばかりの練習を、ダラダラと放送する「スカイ・A sports+」というCS放送局はいったいなんなんでしょう。ホントにもう、いいぞもっとやれ。ということで同局で11月8日〜10日に放送された「猛虎キャンプリポート2014 秋の安芸編」というクレイジーな企画を全編見ての感想などを記してみたい。

陽川の豪快ホームラン、西田は守備練習で魅せる


(動画提供:虎テレ)

体のデカさに努力の跡が感じられる

 その前に、ここにいても良さそうな北條史也は、第1回IBAF 21Uワールドカップの年代別侍ジャパンに招集され、台湾に行っている。1次ラウンドではレベルが違うとはいえ連日のマルチヒット、マルチ打点の大活躍なのがうれしい。いいきっかけになることだろう。

 それ以外にも、今回の安芸キャンプには、ケガ人、外国人、ベテランはもちろん、中堅・若手でも日米野球に臨む侍ジャパンや、その前哨戦の阪神・巨人連合軍に招集された選手の一部が参加していない。主力は皆無。ほぼ2軍選手ばかりだ。

 実際、なかなか鳴尾浜球場や2軍戦を見に行くことができない人にとって、若い選手たちが今どんな状況なのかを知る機会があるのはうれしい。とは言ったものの、午前中のアップを見て、「うむ、あの体幹の強靱(きょうじん)さは普通じゃないな」とか分かるでなし。バシンという音とともにブルペンで投げ込んでいる投手の腕振りや、打撃ケージの中でコンコン打っている打者たちのスイングだけ見て、「うむ、デキルな」などと違いが分かるでもなし。

 結局、解説者の言を「ほうほう」と聞き、インタビューに「ふむ」とうなずいたりするばかり。本当のことを言えば、伊藤隼太にしても、横田慎太郎にしても、陽川尚将、西田直斗にしても、またヒザの古傷を痛めて離脱している緒方凌介にしても、守備がどれくらいレベルアップしているかが一番確認したい部分。そう思うと、ライブにこだわることなく、前日の守備練習の模様をぜひ流してもらいたいものだ。打撃練習より、1球に集中して臨む守備練習の方が見ていて面白いというのもある。

 選手たちの体がデカくなっているのには驚いた。投手も野手もほぼ例外なく太もも周り、腰回り、そして胸が盛り上がり、二の腕が太くなっていた。一時はひょろひょろ投手や、俊足巧打タイプの非力な打者ばかりが目立っていたが、おそらくは掛布雅之DCや久保康生投手コーチの指導法により、パワーアップが図られたのだろう。練習・生活一体となった努力の跡が感じられる。

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著者プロフィール

フリーライター。野球、鉄道、広告コピーなどを中心に雑誌等で執筆中。旧筆名は「鳴尾浜トラオ」。阪神タイガース評論家を自称する。ブログ「自称阪神タイガース評論家」は2003年12月からほぼ毎朝更新中(ただし10〜12年は、阪神タイガース公式携帯サイトにて「トラオの視点」として連載)。著書に『虎暮らし』(2008年/扶桑社)がある。

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