三浦隆司、ロマゴン、亀田和毅ら防衛戦=11月のボクシング興行見どころ
前日本Sバンタム級王者・大竹が英国で世界初挑戦
現地時間11月22日、英国で世界初挑戦となるWBA世界スーパーバンタム級のベルトに挑戦する大竹 【スポーツナビ】
クイッグは29勝22KO2分と無敗を誇り、今回が5度目の防衛戦。ボディブローが得意なパワフルなファイターで、スタイルは大竹と似ているとも言える。前半を粘り強く戦い、後半に抜け出すのが大竹の持ち味。序盤の接近戦でいかに渡り合えるかがカギになるが、逆に言えば、そこは大竹の土俵でもある。「ポイントゲームではアウェイでは厳しい。後半に倒して勝ちたい」と大竹。日本人選手が欧州の地から世界のベルトを持ち帰った例はなく、勝利すれば史上初の快挙となる。
11.1に亀田和毅がV3戦、興毅が復帰戦
下田昭文と対戦経験のあるアレハンドロ・エルナンデスと対戦するWBO世界バンタム級王者・亀田和毅 【Getty Images Sport】
その前座では、ライセンス問題が解決せず、国内での復帰目処が立たない亀田興毅のノンタイトル戦が組まれた。対戦相手のオマール・サラド(メキシコ)は経験豊富な34歳。最近は負けが込んでいるが、ロマゴンをはじめ強豪との対戦が多く、約1年ぶりの復帰戦で存在をアピールするには格好の相手と言える。
OPBFライト級王者・江藤が課題克服なるか!?
世界のフライ級戦線に名乗りを挙げるためにも“打たせず打つ”試合で勝ちたいOPBF東洋太平洋フライ級王者の江藤光喜 【Getty Images Sport】
挑戦者のクリス・ポリーノ(フィリピン)は当初6月の決定戦に出場予定だった選手で、今回が仕切り直しとなる。昨年7月に来日し、日本ランカーを小差判定で下した試合を見た限りでは、待ちの姿勢からカウンターを狙うサウスポーで、好戦派の江藤にも難敵に違いない。現在、世界3団体でランクイン。非公認ながら敵地タイでWBA世界フライ級暫定タイトルを奪取した実績もある(日本では、正当な理由のない暫定タイトルを認めていない)。フライ級戦線に名乗りを挙げるためにも“打たせず打つ”試合を見せたい。