佳菜子「滑り出しとしては良かった」=ジャパンオープン試合後コメント
村上佳菜子「昨シーズンに比べればだいぶマシ」
今大会で多くの課題を見つけたという村上 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
(プログラムのテーマは)ショートもフリーも『オペラ座の怪人』なので、ショートとフリーでオペラ座の怪人のストーリーを表現し、2つで1つという考えでできたらいいと思っています。ただショートはクリスティーヌを演じ、フリーは今日滑ったように男っぽい衣装でファントムを演じているんですけれど、うまく切り替えてクリスティーヌとファントムの気持ちを表現できたらいいと思っています。
(ショーとの違いは)今年の世界選手権が終わってから初めての試合だったんですけれど、それまではずっとショーに出ていました。久しぶりに全部の照明がついている中で試合をして、すごく緊張するかなと思っていました。しかも最終滑走で、私はすごく苦手なので。でも、思ったより落ち着いて滑ることができました。失敗もしてしまいましたが、これから修正していけばいいので、滑り出しとしては良かったなと思います。
(この夏の練習で力を入れたことは)オフに初めて取り組んだのがバレエで、バレエの先生がいつもやっているトレーニングを組み込みました。今までトレーニングなどをしていなくて、スケートの中でトレーニングという状態でやっていました。スケートに加えてトレーニングを取り入れたことで、体が締まってきたと思うし、ダブルアクセルがすごく苦手だったんですけれど、シングルアクセルから見直してきました。
宮原知子「思ったほど緊張しなかった」
「自分の中でも良い出来」と手応えを口にした宮原 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
(プログラムのテーマは)フリーは『ミス・サイゴン』で強い女性を表現しています。悲しいストーリーなんですけれど、強くてきれいな部分を表現できたらいいなと思っています。ショートはフリーと違って楽しい感じの曲なので、そういう楽しさを表現したいです。
(ショーとの違いは)初めてのジャパンオープンで雰囲気的にはすごく楽しめました。思ったほど緊張はしなかったし、体も動いたと思います。プログラムもボーカルが入ることで、物語を表現できるようになりました。
(この夏の練習で力を入れたことは)去年からジャンプの回転不足を修正するトレーニングをやってきて、今季も引き続きそれを重点的にやっています。また、高い位置でスピードを出して、プログラム全体で勢いをつけることを意識してやっています。スピンがあまり速くないので、それを速く回る練習を増やしました。