欧州CL開幕、優勝は10チームの争いか 香川、柿谷、内田ら日本人選手への期待も
激戦区はグループEとF
昨シーズンはレアル・マドリーが10度目の優勝を果たした。今季も白熱した戦いが予想される 【写真:Maurizio Borsari/アフロ】
優勝の可能性があるのは10チームと予想される。グループ順に見ていくと、アトレティコ・マドリー、レアル・マドリー、リバプール、アーセナル、ボルシア・ドルトムント、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティ、バルセロナ、パリ・サンジェルマン、チェルシー。この中から優勝チームが出る可能性が高い。
グループリーグでトップ10の3チームが同居しているところはないが、2チームが含まれているグループは4つある。リバプールとレアル・マドリーのグループB、以下グループD(アーセナル、ドルトムント)、E(バイエルン、マンチェスター・シティ)、F(バルセロナ、パリ・サンジェルマン)である。
最大の激戦区になりそうなのがグループEだ。バイエルン、マンチェスター・シティのほかにトップ10に次ぐ実力を持つASローマ、そして曲者のCSKAモスクワがいる。それに次ぐのがバルセロナ、パリSG、アヤックス、アポエルのグループF。アヤックスが2強体制を崩せるかどうか。
逆にトップ10が1つも含まれないグループも2つあり、こちらはこちらで実力が均衡している。グループCはバイヤー・レバークーゼンが強そうだが、モナコ、ゼニト、ベンフィカとの差はない。Hのアスレティック・ビルバオ、Bateボリソフ、FCポルト、シャフタールもつぶし合いになりそうだ。
グループDも、ガラタサライの出来次第ではアーセナル、ドルトムントの2強を食う可能性はある。
王者レアル・マドリーの対抗はバイエルンか
レアル・マドリーの対抗はバイエルンか。シャビ・アロンソを獲得するなど、充実した戦力を誇る 【写真:アフロ】
対抗は、昨季の準決勝でレアル・マドリーに敗れたバイエルンだろう。ジョゼップ・グアルディオラ監督の2年目、クロースを引き抜かれたのは痛いが、代わりにレアル・マドリーからシャビ・アロンソを獲得して穴埋めはできた。ワールドカップで優勝したドイツ代表選手をそろえたメンバーは充実している。変化を好むグアルディオラ監督が手腕を発揮するための素材は十分だ。