日本勢3チームはアジアの頂点に向けて前進なるか。首位通過の横浜FMは中国王者の上海海港と激突【プレビュー:ACLE ラウンド16 第1戦】

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日本勢3チームはアジアの頂点に向けて前進なるか 【©J.LEAGUE】

AFCチャンピオンズリーグエリートのラウンド16 第1戦が4日と5日に開催される。

リーグステージを首位で通過した横浜FMは、上海海港(中国)とアウェイで対戦。リーグステージ最終節と同カードとなり、その試合ではアウェイで2-0と快勝を収めている。ゴールを決めた植中 朝日と天野 純が再び結果を残せるか。リーグ戦では4戦未勝利となかなか調子が上がらないなか、敵地での第1戦を制して、勢いに乗っていきたい。

対する上海海港は2023年まで横浜FMの指揮を執ったケヴィン マスカット監督が率いるチームだ。リーグステージでは2勝2分4敗という成績ながら、山東泰山(中国)がACLEからの撤退を表明したことで、繰り上がりで8位に浮上し、ラウンド16へと駒を進めている。今大会では結果を出せてはいないとはいえ、レオナルド、グスタボら強力なアタッカー陣には警戒したいところだ。

横浜FMに次いで2位で通過した川崎Fは上海申花(中国)の本拠地に乗り込む。今年に入って行われたリーグステージの2試合では2連勝を達成。先週末に行われたリーグ戦では京都に敗れたものの、ここまで2勝を挙げており、長谷部 茂利新監督の下で好スタートを切っている。上海申花とはリーグステージ3節の対戦で0-2と敗れているが、開始早々に数的不利に陥ったことが大きく影響した。そのリベンジを果たすという意味でも、敵地で勝利をつかみ取りたい。

対戦相手の上海申花は3勝1分4敗の7位でリーグステージを突破した。最終節では神戸を4-2で撃破するなど、攻撃力を備えている。神戸相手にハットトリックを達成したサウロ ミネイロや川崎Fとの前回対戦でゴールを決めているアンドレ ルイスが要注意人物となる。川崎Fとすればアウェイでの一戦となるだけに、守備の意識を保ちながら、持ち前の構成力を生かし、相手の隙を突いていきたい。

神戸は山東泰山の撤退の影響を受け、5位に順位を下げ、第1戦をホームで戦うこととなった。対戦相手は4位で抜けた光州FC(韓国)だ。

神戸は今年に入って行われたリーグステージ第7節の上海海港戦こそ4-0と快勝を収めたが、8節の上海申花戦では2-4で敗れ、リーグ戦でも4戦未勝利と苦戦が続いている。酒井 高徳をはじめ怪我人が増えている影響もあり、ハードスケジュール下において結果を残せていない。ただし、リーグステージの光州との対戦では2-0と快勝を収めている。アウェイでの第2戦を良い状況で迎えるためにも、今回の一戦では確実に勝利を掴みたいところ。前回対戦でゴールを決めている佐々木 大樹に期待がかかる。

一方の光州はリーグステージをわずか1敗で乗り切った。唯一の敗戦となった神戸が相手だけに、リベンジの想いは強いだろう。気をつけたいのはヤシル アサニだ。現在7ゴールを挙げ、ACLEの得点ランクのトップに立ち、今季の国内リーグでもすでに3得点を決めているこのアルバニア代表ストライカーを封じることが、神戸にとっての重要なテーマとなるはずだ。
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