武藤嘉紀「得点できたことが一番の収穫」=国際親善試合 ベネズエラ戦後コメント

スポーツナビ

川島永嗣(スタンダール・リエージュ/ベルギー)

痛恨のファンブルで失点した川島は「若手に申し訳ない」と、自身のミスを悔やんだ 【写真:中西祐介/アフロスポーツ】

「若い選手に申し訳ない」

(ミスの場面は)手前で戻そうかなと思ったんですけど、手前でブレちゃったんで。完全にミスですね。若い選手が活躍し、点も取ってくれて、今回自分が逆に結果も含めて足を引っ張ってしまい、本当に若い選手に申し訳ないし、チームにとっても勝ちで今日終われるのが一番だったので申し訳ないです。

(ウルグアイ戦と比べて)前半は向こうも良い形でプレッシャーをかけてきて、なかなかボールも動かせなかったんですけど、後半は前に行く機動力が出てきて、プレッシャーもうまくはまったところでボールを奪って早く攻撃できていた。今日の後半みたいなアグレッシブさだったり、前に行く強さが出てきたことっていうのが、前の試合に比べれば確実にプラスアルファじゃないかなと思います。

(守備面はインターセプトされたことも多かったが)前半はちょっと消極的にボールを動かして、後ろ向きだったり、横のパスを取られたりすることが多かったので、ミスするにしても自分たちが前へ行かなきゃいけないと思うし、それは後半うまく修正できたかなと思います。

吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)

「受け入れがたい引き分け」

(2試合を総括して)一番は勝てなかったことですね。監督はあまり結果は気にしなくていいと言っていましたけど、受け入れがたい引き分けかなと思います。ミスが重なっているし、リードして追いつかれ、リードして追いつかれと、リードした後の戦い方も、失点のしかたも良くなくて、形もそんなに作れなかったと思うので、不満というか、戦えたなという感覚はないです。

(何かしらつかめたものは)ポジティブな点は新しい選手がアピールしたこと。それによって、最初に武藤が入れたあと、多くの選手が前に行く姿勢を出し始めたと思うし、新しい選手も今までいた選手も「自分が」という雰囲気が若干出たのは良かったと思いますけど、これでまた競争が激しくなることが自分にとってベストだと思います。

(反省点としては?)ラインコントロールももう少しできたと思うし、奪われたあとのプレスの掛け方ももう少しうまくできたと思う。前線が行って後ろが付いてこないとか、ブロックを作るなら作るで、行くとき、行かないときをもう少し後ろから声を掛けないといけないと思うし、攻撃の形ももう少し作れたと思います。(その反省点はウルグアイ戦の時と同じだが)時間はかかると思います。それが毎回、毎回簡単にできればいいけれど、そうはいかないと思うので。

(中盤に柴崎が入って、変化は)岳には試合前からなるべくクサビが入って落とされたボールを受けて、そこからゲームを作ってほしいという話をしましたし、受けに来るというよりかは前のサポートをして、前を向いてパスを前に配給する。横ばかりではなく前に配給することを意識してやってほしいと言っていました。良いところもあったし、点も取った。もちろん、これからだと思いますけど、そこはポジティブな要素かなと思います。

森重真人(FC東京)

「常に危機感を持ってプレーしないと」

 結果に関しては残念で、自分らも悔しいし、そこは申し訳ないという思いがあります。ただ、内容をしっかり見れば、失点はミスからですし、そこは戦術とかやり方とかではないので、1人ひとりが常に危機感を持ってプレーしないといけない。一歩間違えると失点になってしまう。そこはチームとして反省すべき点かなと思います。攻撃の部分は、今日に関して言えば相手がプレスを掛けてくる中で、自分らがその網にわざわざ引っかかりにいってしまった印象がありましたし、あれだけ前から来ているんだからシンプルに前に付ける、セカンドボールを拾うことをするべきだったかなと。後半それができるようになって、相手も足が止まってきましたし、足が止まってからは、自分たちがボールをしっかり回してサイドから攻撃をしっかりできたと思うので、それを前半のうちに気付いてやるべきだったと思います。

(柿谷曜一朗へのスルーパスもあったが)1試合目にやってみて、前のサポートをしないといけないかなと思ったので、今日のあのプレーは思っていたプレーができたと思うし、課題や思ったことを次の試合で試していければいいかなと思います。この2試合を通してしっかり考えながらできたと思います。(変な奪われ方をしないというのは意識している?)ビルドアップのところでミスが起きたら、攻撃は何もできないですし、そこはより注意を払いながら、正確なパス回しを後ろはしていかないといけないと思います。もっと連携が高まってくればあうんの呼吸でダイレクトも出てくると思うし、そこは少しずつ時間をかけながらやるべきところでもあるかなって思います。

(武藤がゴールしたとき、うれしそうだったが)Jリーグであれだけ結果を出している選手ですし、代表でも必ずできると思っていました。チームメイトとしてうれしかったです。

柿谷曜一朗(バーゼル/スイス)

「サコとは改めてやりやすさを感じた」

 流れが良くなかったから、あそこで決めていたら、良い流れで終われていたと思います。(股を狙った?)いや、コースをしっかり狙ったんですけど、入らんかったら一緒なので残念です。(1週間で得たものは)フォーメーションからのトレーニングが多い中で、個々の役割だったりですかね。でも、もっとチーム全体でパス回しの質を上げないといけないなって思いましたし、まだまだ自分たちにもできることがあると思いました。今日に関しては結果もそうですけど、90分間戦えなかったってことは、前半のパフォーマンスがまったく良くなかったということ。サコ(大迫)とやるのは今までほとんどなかったんですけど、改めてやりやすさを感じました。これから違うチームでお互い刺激しながらやりますけど、また一緒にやるときに良い関係でできるようにしたい。良い関係でやれる自信もあります。

2/3ページ

著者プロフィール

スポーツナビ編集部による執筆・編集・構成の記事。コラムやインタビューなどの深い読み物や、“今知りたい”スポーツの最新情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント