“さいたまダービー”は浦和が4発快勝 ゴール映像と選手解説で試合を振り返る

構成:スポーツナビ

後半4分 森脇良太(浦和レッズ)

柏木の左CKから、中央で待っていた森脇がヘッドでたたき込む


映像提供:スカパー!

森脇の解説
「今季まだ得点を奪えていなかったですし、今日スタメンで出た中で僕だけが点を取っていなかったので、何としても得点を取りたいという思いもありました。この間のFC東京戦(23日、4−4)で悔しいゲーム展開だったので、何としても取り返してやろうという強い気持ちがありました。

 陽介からいいボールが上がってきたので、自分のエリアに来たボールに対しては『絶対相手に触らせないぞ』『球際の部分で勝つんだ』という思いでボールに触りました。陽介のボールがよすぎて僕はただ当てるだけでボールが飛んで行ってくれました。僕自身も久々のゴールだったのでうれしかった。最高の瞬間でした」

後半15分 宇賀神友弥(浦和レッズ)

抜け出した興梠の折り返しを宇賀神が冷静に左足で蹴り込む


映像提供:スカパー!

宇賀神の解説
「(興梠がいいアシストをしてくれたが)ディフェンスがワンバウンドさせた時の慎三君はボールのキープ率が非常に高い。それを信じて、おいしいところをもらいに行きました。うれしいというか、『ありがとうございます』って感じですね」

アシストした興梠の解説
「自分が最初に体を入れて前を向いた時には自分で行こうと思ったのですが、相手も粘り強く追いかけてきました。切り返したら自分の中で抜けると思っていましたが、うまい具合に転んでくれた。その後、自分も転び、今日はちょっと足の踏ん張りがきかなかったです。ただ、アシストできてよかったです」

抜群のコンビネーションを見せた梅崎(左)、興梠(中央)、柏木(8番)の3人 【Getty Images】

 試合終了後、宇賀神は「試合前から本当にダービーで『これが浦和だっていうのを見せつけたい』とみんなで言っていた。まさにそれを浦和サポーターにも大宮サポーターにもしっかり示すことができた試合だった」と話す。さらに、梅崎は前線の柏木、興梠とのコンビネーションについて「ああいうのが出るとチームとしてもさらによくなると思うし、成長の証だと思います」と、手応えを感じている様子だった。

 第22節終了時点で、2位のサガン鳥栖は清水エスパルスと(2−2)、3位・鹿島アントラーズはFC東京と(2−2)、4位川崎フロンターレは名古屋グランパスと(1−1)、それぞれ引き分けて勝ち点を落とす中、浦和にとって内容、結果ともに大きな勝利となった。

取材協力:元川悦子

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