沙羅、内山、李らも大はしゃぎ! 大学生200人とスポーツで交流

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 NIKE主催による各カテゴリーのトップアスリートと大学生200名が集まる交流イベント「JUST DO IT.―キミの一歩を踏み出そう―」が4日、東京・外苑エリアで行われた。このイベントは世界で活躍してきたアスリートがスポーツを通じて“一歩を踏み出すことの大切さ”についてメッセージを送り、スポーツをはじめ、あらゆることに挑戦することの大切さを参加学生に感じ取ってもらおうというものだ

トップ選手たちの“第一歩”

「第一歩」というテーマに対して、ソチ五輪後のW杯を挙げた高梨 【スポーツナビDo】

 トークセッション、トレーニングセッションの2部構成で開催され、第1部には内山高志(ボクシング)、大神雄子(バスケット)、小宮山悟氏(ベースボール解説者)、高梨沙羅(スキージャンプ)、中西麻耶(陸上)、李忠成(フットボール)が参加。自身の転機となった第一歩をテーマに、今年のソチ五輪4位後のワールドカップ総合2連覇を挙げた高梨は「オリンピックでは何もできずに終わってしまったんですが、たくさんの方からの励ましを受けて、ワールドカップでは結果を残すことができました。多くの人に支えられて新たな第一歩を踏み出すことができたと思います」と振り返った。
 同じ女子アスリートである大神が挙げた“第一歩”も五輪にまつわる話。「08年の北京五輪の最終予選で負けてしまい、オリンピックに出ることができなかったんですが、この敗戦から“よし、プロになろう!”と思ったんです。その年にWNBAにも挑戦することができましたし、この敗戦から新しい一歩がスタートしました」。

 各種目を代表するトップアスリートの“第一歩”という貴重な体験談に、大学生200人の表情は真剣そのもの。もっと話を聞きたいという雰囲気だったが、残念ながらトークセッションはあっという間にタイムアップとなってしまった。しかし、このイベントが本当に楽しくのなるのは、トレーニングセッションからだ。

現役Jリーガー、世界チャンプとフットサル

李(左)とフットサル対決! 【スポーツナビDo】

 ここでは大学生がグループ分けされ、アスリートといっしょにスポーツを楽しむというもの。この第2部からは大久保絵里(陸上)、川村卓也(バスケットボール)、渋井陽子(陸上)、森脇良太(フットボール)も参加。各選手がそれぞれのグループを受け持ち、大学生といっしょにフットサル、ランニングを楽しんだ。

渋井といっしょにランニング 【スポーツナビDo】

 李、森脇ら現役Jリーガーとボールを蹴り合い、高梨、内山、渋井、川村といった各分野のトップ選手といっしょにランニングをするという夢のようなひと時に、普段はスポーツ習慣がないという大学生も大はしゃぎ。プレーの合間やランニング中に気さくに話をするなど、スポーツを通じてすっかりとアスリートと仲良しになっていた。

 フットサル、ランニングが終わったあとは、おなじみの「NIKE TRAINING CLUB」だ。これは世界のトップアスリートが実践するトレーニングをもとにNIKEが独自開発したファンクショナル(効率的な)トレーニングプログラムのことで、これを今回のイベントの締めくくりとして全員で体験。女性トレーナーのハイテンションな掛け声に合わせて、各選手、大学生も終始ノリノリ。最後まで全力でやり終えた後はみんなでハイタッチするなど、この日一番の盛り上がりの中、イベントは終了した。

内山(前列中央)もノリノリのハイテンションに! 【スポーツナビDo】

前列左から高梨、中西、大久保 【スポーツナビDo】

大神(左)は女子学生とペアを組んでトレーニング 【スポーツナビDo】

スポーツの楽しさを再認識

大学生200人はみんな、トップアスリートたちとスポーツを心から楽しんだ様子だった 【スポーツナビDo】

 盛り上げ役として大学生をわかせていた森脇は、イベント後の囲み取材では一転マジメな表情となり「スポーツの楽しさや喜びを少しでも伝えることができればと思っていましたが、最後はみんな笑顔で楽しかったと言ってくれたのが本当にうれしかったですね」とコメント。李は「スポーツを通じて人と人とがつながりあえることが、スポーツ選手としてうれしい」と語り、今後も“スポーツの力”を広げていく取り組みを積極的に行っていくことを誓っていた。
 一方、参加していた大学生に話を聞いてみると、バレーボールをしているというヤギさんは「やっぱりトップアスリートの人って、普段から運動していない人でも巻き込んでスポーツをいっしょに楽しんじゃうのがうまいなと思いました」と感心。ダンスをやっているというハナコさんは「みなさん優しくて楽しかったです。普段はあまり運動していないので、これを機会にちょっとランニングを始めようかなと思いました。まさしく今回のテーマみたいですね」とニッコリ。2人とも「本当に楽しかった。こういうイベントがまたあったら、次もぜひ参加したい」と笑顔で答えてくれたように、トップアスリートとの交流により、参加した大学生みんなが“スポーツの楽しさ”をあらためて認識する特別な時間となったようだ。

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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