走快! ニューヨーカーの自転車ライフ
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【三原卓也】
Citi Bikeは、大手金融企業のシティグループがスポンサーを務めるバイクシェア(自転車共有)システムで、2013年5月の導入以来、「ニューヨーク市民と観光客の足」として人気を誇っている。
米国内はもちろん、欧州でも普及
【三原卓也】
バイクシェアシステムは、米国各地でも導入されており、近年では11年にボストンで導入されたHubwayや、12年にテネシー州・チャタヌーガで導入された Bike Chattanoogaが記憶に新しい。米国以外でもフランス、フィンランド、スウェーデン、スペイン等、ヨーロッパを中心にさまざまな都市で普及している。
健康的で快適な通勤生活
【三原卓也】
仕事でジム通いが継続できなくても、1日の通勤で40分自転車を漕いでいれば罪悪感も多少なくなる。地下鉄やバスの交通網が発達しているマンハッタンではあるが、Citi Bikeは至るところにステーション(全330箇所、約4000台の自転車台数)があり、手軽な移動手段として使用できる点が気に入っている。
多くの道路が自転車専用の道をしっかり確保しており、それらのレーンを走っていれば安全面でも安心だ(ヘルメットの着用は推奨されている)。
運動不足解消にも役立つ
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「早朝に人より早く家を出て、Citi Bikeで通勤するのが気持ち良い。そのうち週2回は会社付近のジムに行き、朝のヨガレッスンを受けて、ジムでシャワーを浴びてから出勤するのが私のルーティンになっているの」と爽やかに語ってくれた。
同じくCiti Bikeユーザーのロビンさん(男性・40代)は、「元々自転車に乗るのは好きだったけど、マンハッタンに引っ越してから家に自転車を置くスペースもなく、駐輪場も近くにないから自分の自転車は手放してしまった。Citi Bikeができてからは、休みの日の移動によく利用しているし、運動不足解消にも役立っているよ。ちなみに妻も会員で、自転車で一緒に出かけたりもするんだ」と教えてくれた。Citi Bikeはこうして人々の日常、そして運動に深く結びついている。
日本でも「チャリ通族」という言葉ができるほど、自転車通勤をする人が増加傾向にあり、最近では横浜市がNTTドコモ社との協力のもと、「baybike(ベイバイク)」というコミュニティーサイクル事業を始め、話題となっている。
これを機に読者の皆様も、自転車通勤を検討してみるのはいかがだろうか。
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