走りのプロが教える、楽に走るためのメソッド!
【STANDS!】
今年こそ、「ランニングをはじめたい」、「継続させたい」という皆さんへ。
【東邦出版】
ただ・・・「ランニングは辛い」、「つまらない」、「続かない」、そんな風にもうシューズを脱いだ人、脱ぎそうな人も少なくはないでしょう。そんなランニング初心者の方、そしてドロップアウト寸前の方にお送りする今回の企画は、ずばり「楽な走り方」!
今回のインタビューは、「マラソンは上半身が9割」の著者でもあり、ランニングコーチである、細野史晃(ふみあき)さん。本が売れないと言われるこの時代にヒットを飛ばしており、Amazonのカテゴリランキングでもトップ5に。しかも、ランニングにまつわる本で。
そんなスポーツとは縁も所縁もなさそうな細野さんが推奨する、「上半身ランニング」とは一体どのようなモノなのでしょうか。
学生時代の、“雑な教え”のせいで、みんな走ることが嫌いになった。
【STANDS!】
細野 ウソだったら、出版していないですよ。まぁ、書籍のタイトルなのである程度のヒキは大切ですが(笑)。
とにかく小学校・中学校の頃って、基本的に「ランニングは脚で地面を蹴って走るモノ!」と教えられたと思います。もしくは、「ほら、とりあえず校庭を5周!」みたいな、ノーレクチャーのどちらかで。
――基本、ノーレクチャーでしたね(笑)。学生時代はマラソンが嫌いだった人は多いと思います。
細野 まぁ、要するに走り方について、何のコツも教えてもらわないまま、ただ走らされていたワケですね(笑)。
ちなみに、ランニングって正確には地面を蹴っているのではなく 、脚、そして身体がバネのように跳ねた結果、走っているということになるんです。
そのバネのように跳ねる時、カラダを動かす意識がどこにあればいいかというと、上半身なんですね。まぁ、雑な指導のこともあって、多くの人が「ラン=下半身で動くモノ」という意識が強いと思うので、「上半身が9割」と言うことで、強烈に上半身を意識してもらうくらいがちょうどいいんです。