長谷川新HC「職務をまっとうしたい」=男子バスケ日本代表 新HC就任会見
男子日本代表の新HCに就任した長谷川健志氏。「重責ではあるが、勇気と覚悟を持って、この職務をまっとうしたい」と意気込みを語った 【スポーツナビ】
長谷川氏は、青山学院大のコーチを1985年から88年まで務め、その後、ヘッドコーチとして89年から93年まで、97年から2013年までの2期に渡って指揮をとり、全日本大学選手権(インカレ)では優勝4回という成績を残している。また13年1月の全日本総合(オールジャパン)では、JBL(当時)のレバンガ北海道を破り8強進出を達成している。またU−24日本代表や日本学生選抜などのHCを務めたこともあり、選手育成に関しても定評がある。
日本代表新HC就任に当たり長谷川氏は、「現在の日本の状況は厳しい。20年の東京五輪が決まったので、目標を高くしてやっていかなければいけない」と話す。その中で、「私としては国の代表選手が、もっとメンタリティーが強くなって、フィジカルが強くなって、スキルが向上して、そしてチームが団結して成長して大会に臨めるようにしていきたい。重責ではあるが、勇気と覚悟を持って、この職務をまっとうしたい」と意気込みを語った。
以下、会見での長谷川氏コメント。
長谷川氏「勇気と覚悟を持って」
現状日本の男子は厳しい状況にありますが、私としては国の選手が、もっとメンタリティーが強くなって、フィジカルが強くなって、スキルが向上して、そしてチームが団結して成長して、大会に臨めるようにしていきたい。重責ではありますが、勇気と覚悟を持って、この職務をまっとうしたいと思います。
具体的には私なりのチームフィロソフィーが5つあります。
まずは努力。これは日本人に一番ある勤勉さでもあると思います。努力することの大切さを選手に教えるのが指導者の役割です。
2つ目は、自分自身、情熱を持ち続ける。やはり情熱に勝るものはないと思います。
3つ目は、これから代表のHCをやる上で悩み苦しむこともあるかと思いますが、やはり自分の信念をしっかり持って職に当たりたい。それは選手に対しても一緒です。
4つ目は、いつも『何故』を考える風になりたい。自分自身もそうです。プレーの成功と失敗、いろいろありますが、何故そうしないといけないのか、何故失敗したのか、そういうことを常に考えながら、バスケットをしていきたい。
最後にはバスケットの技術につながることですが、バスケットの本来の原点は脚力だと思います。あえて脚力という言葉を使わせてもらいますが、そこに日本が勝つためにひとつ見いだす方法がある。脚力を求めることが私の最後のチームフィロソフィーです。