女子ウケ抜群!優弥先生のキック塾 “今さら”を“今から”に変えよう

長谷川亮

運動できる身近な場所を持つこと

ミット打ちでストレス解消! 【長谷川亮】

 そしてクラスは優弥が受け手を務めてのミット打ちへと進む。ワンツーフックを打ってダッキング、そこからさらに左フック→ストレートと複雑な動きも入るが、練習歴2年の吉田理恵さんはさすが、まだ入って2カ月という飯塚千瑛さんもそうとは思えない動きでこれをこなす。

取材した日は大雪の影響で2人のみの参加だったが、普段はこの通り7〜8人の女子たちで大賑わい 【写真提供:尾下塾】

 2人に話を聞くと、「体力がついて駅の階段も疲れなくなったし、本当にジムはいい人ばかり」(吉田さん)、「楽しくできて、飲みに行ったりもして、ジムの人とのコミュニケーションが楽しい」(飯塚さん)と、どちらも同じ答えが返ってきた。優弥先生が言うように、仲間や友だちに会いに行こうとすることが、運動することへの抵抗や煩わしさを引き下げているようだ。

 クラスの最後は優弥先生も加わってスクワット、腕立て、腹筋を行って締め。

「僕の好きな言葉で、『“今さら”を“今から”に』っていう言葉があるんです。もう今さら……っていうより、今からやれば全然変わるよっていうことを言っています」
 まずは場所を変えること、そして運動できる身近な場所を持つこと。運動をススメる優弥先生からのメッセージだ。

“踏み出せば、その一足が道となり、その一足が道となる”――そんなことを思いつつ、尾下塾レディースクラスを後にした。

取材協力 尾下塾

「尾下塾」はサンシャイン60からほど近い南池袋4丁目にある 【長谷川亮】

東京都豊島区南池袋4-19-6
TEL:03-5944-9039

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著者プロフィール

病弱だった幼少期にプロレスファンとなり、格闘技ファンを経て2002年に格闘技雑誌編集部入りし、05年からフリーライターに。『スポーツナビ』にはそのころから執筆。病床で何度も読み返したため、『プロレススーパースター列伝』は大体暗記。趣味は下手の横好きでキックボクシングとブラジリアン柔術

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