TGM Grand Prix予選/決勝レースレポート【全日本スーパーフォーミュラ選手権 第9戦鈴鹿大会】
第9戦 53号車からはJuju選手、55号車からは大津弘樹選手が参戦
【TGM Grand Prix】
53号車は、予選は21番手となりましたが、決勝はこれまでのレースの中でも最もレースペースが良く、何度も各車とのバトルを繰り広げました。最終的には、前車に1秒以内に迫るポジションをキープし、20位でフィニッシュしました。鈴鹿サーキットで行われた開幕戦と比較すると、ドライバーの大幅な成長が感じられるレースとなりました。
55号車は、前日に行われた第8戦からパワーステアリングの不具合が起き、故障が疑われる部品を交換して最終戦に挑みました。最初はトラブルが改善されたように見えましたが、レース中に徐々に症状が悪化してしまい、完全にトラブルを解消することができませんでした。ドライバーの安全を考慮し、状況確認のために途中でピットストップをしたこともあり、最終的には21位となりました。
【TGM Grand Prix】
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Juju選手のコメント
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大津弘樹選手のコメント
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池田和広代表のコメント
55号車は、前戦からステアリングにトラブルが出てしまい、最終戦前に関連する部品を交換しました。それによって、最初は改善したように見えましたが、レース中にはまた症状が出てしまい、ピットインを余儀なくされてしまいました。最後に原因らしき部分も見つかったので、次に向けて改善していきたいと思います。大津選手には大変申し訳ないシーズンとなってしまいました。
今年1年はTGM Grand Prixにとってチャレンジの年だったと思います。スーパーフォーミュラ史上最年少の女性ドライバーであるJuju選手を起用しましたが、想定以上の走りを見せてくれました。リザルトこそ残せませんでしたが、毎戦成長が見られましたし、最終戦では他のドライバーに劣らないペースでバトルもできました。一方で、55号車は新しいレギュレーションへの対応に苦戦したり、トラブルも多く、マシンが完全に決まった状態でドライバーに走ってもらうことができなかったのは、大変申し訳なく思っています。ただ、今シーズンで得られたものも大きいですし、それを大きな目標に向かって必ず活かしていきたいと思います。
今年1年間、応援してくださった皆さまには、心から感謝しています。TGM Grand Prixは、他ではできないような新しいことにチャレンジをし、それを経験にして次につなげていくチームだと考えています。そして、今年出せなかった結果を必ず取り返せるように、来年へ向けて早く体制を整え、しっかり準備していきますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします」
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