「Dragomania」直前! ウルティモ・ドラゴンがメキシコに“帰国”

闘龍門MEXICO

いすゞ自動車、YAMAHAら日系企業が協賛

6月15日の「Dragomania」へ向けメキシコに帰国したウルティモ・ドラゴン 【闘龍門MEXICO】

 10日、東京シティエアターミナルでウルティモ・ドラゴンがメキシコ帰国に際して囲み会見を行い、現地時間6月15日(土)にアレナメヒコで開催される『DragomaniaVIII』の開催意義及び、欧州遠征の成果を語ってくれた。

 今回8回目となる『Dragomania』で、ウルティモ・ドラゴンは“稲妻仮面二世”ラヨ・デ・ハリスコJr、“大陸仮面”アトランティスと、90年代に大活躍したスペル・エストレージャ(スーパースター)トリオを結成する。対するはウルティモ・ゲレーロ、現地での実績も高い大原はじめ、さらには「X」との発表だが、当地から大物選手が加わる6人タッグがメーンイベントだ。
 デビュー30周年で意気軒昂のアトランティスと、現役悪役トップのウルティモ・ゲレーロは抗争中。CMLL年間最大イベント『アニベルサリオ』での大物同士の覆面剥ぎマッチが噂されている。あえて、より現地色の強い話題のカードで勝負しているが、協賛企業としてプラグで世界トップのNGK、いすゞ自動車、YAMAHAといった、世界に名だたる大手日系企業が名を連ねていることは特筆されて良い。

市政府、役所も後援。政府関係者も来場

12年のデビュー25周年大会にはメキシコからルチャ戦士が多数来日 【t.SAKUMA】

 ウルティモ校長も、「なぜアレナメヒコのような大会場に集められるのかとよく聞かれますが、現地日本人会の支援があってこそ」だと言う。実際、TOYOTAら他の大手企業もこぞって応援してくれているようで、名前を出している会社に限らず、広範囲の協力あってこそなのだ。
 また今回は、DF(デストリクト・フェデラル)、つまりはメキシコ市からも協力が得られ、「いわば東京都知事のような方もお見えになります。大恩人の警察関係の方からのご紹介があったのですが、インターナショナルなイベントということで、シティを上げて応援してくれています」と胸をはる。
 1613年、仙台藩主・伊達政宗公の命を受けた支倉常長ら慶長遣欧使節が、メキシコを経由して欧州に向い、スペイン国王とローマ教皇に謁見した。これを起点とする日本とメキシコの文化交流から400周年という節目があり、各種の記念行事が行われている。「日本大使館も後援してくれている」というのは、納得の帰結であろう。

英国セミナー大盛況、13年は欧州が軸に

【闘龍門MEXICO】

 ウルティモ校長は最近、イタリア、さらにはイギリス遠征を果たしている。ナポリでの興行には、試合には出なかったものの「また年末には来てくれ」とのことだったし、英国ではブリストルとスインドウの2大会に出場したのみならず、真の目的はセミナー開催だったという。
「団体名は4FW、ここの代表のデイブさん、日本マニアなんですが契約書とか、ちゃんと約束を守る方で素晴らしい。当初聞いていた話では15名くらいの選手が参加とのことだったのですが、結局は見学者みたいなの含めて30名くらい集まって、大変熱心に受講してくれました」と、盛況ぶりを披露してくれた。「単に技術を教えるのでなく、メンタル面のことも話したかったので、現地在住の(日本人)大学教授の方が通訳してくれたんです」と語る。
 実際、あまりに好評だったので、早速今度は10月に1カ月間のセミナー滞在を要請されたというから本格的だ。「この歳で1カ月海外というのはどうかとも思ったのですが、やりがいがあるし、待遇も良かったので契約してきました。(闘龍門のような)学校を持つというのは、いろんな負担もあって大変なんです。でも、セミナーというのはいい形態だと思いました」と語る。
 英国の4FWプロモーション、キッド・キャッシュやシェルトン・ベンジャミンらも参戦しており、会場規模は1000名とかのものだが満員で、「入場ゲートも設置してあって本格的だった」という。 
「中南米も視察して回ったのですが、レベル的にはどうなんでしょうか。その点イギリスは、もう完成している選手も多いのですが、熱心に教わろうと真剣なんです」と現場の模様を話す。
 すでに、ドイツ、フランス、オーストリアと打診は来ており、今年後半の校長のスケジュールはメキシコでも日本でもなく、欧州が軸となりそうだ。
「イギリスでもドイツでも、自分が教えた子の中からWWEのスターとかになったりしたらうれしいじゃないですか!」
「選手としてはもうやり尽くしたから」と語るウルティモ校長だが、夢や生きがいを語る姿は生き生きしている。アレナメヒコは「出たいという選手が大勢いて、もう10人は断ったくらいです」と話す『Dragomania』の成功は間違いない。
 またもや世界中を飛び回っているウルティモ・ドラゴンなのであった。

■『DragomaniaVIII』
6月15日(土)メキシコ・メキシコシティ[Arena Mexico] 開始18:00

【対戦決定カード】

<メーンイベント 無制限3本勝負>
ウルティモ・ドラゴン、ラヨ・デ・ハリスコJr.、アトランティス
ウルティモ・ゲレーロ、大原はじめ、X

<セミファイナル 45分1本勝負>
ブラソ・デ・プラタ、マクシモ、ブラソ・デ・プラティーノ
男盛、ロコマックス、X
※当初予定されたSUWAはケガのため欠場

ほか5試合を予定。下田美馬らも参戦
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