V・プレミアの男女16チーム監督、選手が集結=バレーVリーグ会見

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越川「五輪はすべてではないが、目標」

Vリーグ開幕記者会見に出席した越川。サントリー復帰でVリーグに旋風を起こせるか 【スポーツナビ】

 昨季はイタリアのパドバに所属し、今季からサントリーに復帰する越川は「正直、違和感はあります。わからない若手選手もいますし、バレー自体も違う」と日本バレー界復帰への率直な心境を吐露。「自分の中では戻ってきたという意識はない。チームの勝ちにこだわってやっていきたい」と意気込んだ。

 また、ロンドン五輪出場を逃した全日本男子に関する質問に対して越川は「日本の足りないものに関しては言えない。すべてのレベルを上げなければならないし、何かを変えれば強くなるわけではない」と見解。「イランが強くなってきているし、中国や韓国もいる。日本が狙える出場枠も少ない」とアジアでの戦いも厳しくなることを予想した。

 五輪に関しては「出場することがすべてではない」としつつも「1つの目標」とコメントした越川。「海外でプレーしている日本人もいないし、リーグのレベルを上げていかなければならない」と語るようにVリーグを盛り上げることが、今後の全日本の強化にもつながってきそうだ。

セッター転向の狩野「まだ1割にも満たない」

久光製薬への復帰に伴い、セッターに転向した狩野。今季は真価の問われるシーズンとなりそうだ 【スポーツナビ】

 2年ぶりに久光製薬に復帰し、今季からセッターを務めることになった狩野は「できるかできないかではなく挑戦。自分の可能性に懸けてみようと思う」と新境地での活躍を誓った。

 ポジション変更の経緯については「一番初めに打診があったのはW杯(11年・東京)の時で、その時は真に受けてなかったんですけど、はっきり言われたのが五輪が終わってからです」と語り、「1人で悩んだりせずに、いろんな人の話を聞いて、最終的には自分で決めました。挑戦してみようと思いました」と決断には周囲の後押しがあったことを明かした。

 また、アタッカーへの未練について問われると狩野は「セッターへの転向で迷ったというか、本当にこのままアタッカーとして終わっていいのかなという思いはありました」と正直に告白。しかし、「それよりも自分の可能性にかけてみようという思いの方が強かったので」と決意の固さを改めて示した。長身セッターの誕生に期待が高まるが、「(出来については)まだ1割もいってないと思います」と辛口評価。狩野にとって今季のVリーグは真価の問われるシーズンとなりそうだ。
 
<了>

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