1年半ぶり復帰GSP、パウンド・フォー・パウンドへの道=UFC

UFCモバイル

BJペンに完勝し最強の名を決定的にしたGSP 【Zuffa LLC via Getty Images】

2007年8月25日 UFC74 対ジョシュ・コスチェック 3−0判定勝利

 この試合はGSPのキャリアの中で最も重要な試合だろう。セラへの敗戦の後、人々の間ではGSPは才能はあるが偉大な選手にはなれない、という評が流れていた。しかし、GSPはそれについて何も語らず、この試合でその圧倒的な力を見せつけることでその評を覆したのだ。

2008年4月19日 UFC83 対マット・セラII 2R TKO勝利

 GSPはプレッシャーを潜り抜けるたびに強くなるということを、この夜証明した。この日、故郷で行われたこの試合で圧倒的な力で制し、勝利を得た。
「プレッシャーはあったが、それでこそ自分が研ぎ澄まされベストな状態になれる」
 そうGSPは語った。

2008年8月9日 UFC87 対ジョン・フィッチ 3−0判定勝利

 この日は、GSPにとって最もタフな試合になった。試合序盤はGSPのペースで試合は進んだが、試合が進むにつれ展開は厳しいものとなった。その判定スコアに疑問は残るが、しかし、ジャッジは全てのラウンドをGSPにつけ、GSPは王者の気質が問われたこの試合をモノにした。

2009年1月31日 UFC94 対BJペンII 4R TKO勝利

 初対戦から3年後、二回目の対戦は2009年ベストバウトになった。初戦とは違い、ペンに比べて強く大きくなったGSPは試合をコントロールし、そして5ラウンド目を迎える前に試合を終わらせた。この試合はGSPの中で最も完璧な勝利であり、そしてパウンド・フォー・パウンドへと名乗りをあげる試合となった。

2011年4月30日 UFC129 対ジェイク・シールズ 3−0判定勝利

 BJペン戦後も、GSPは連勝し、残るはストライクフォース王者ジェイク・シールズと真の王者をかけての一戦を残すのみとなった。そしてこのトロントで行われた5万5000人という記録的な観客を前に、またもやGSPが圧倒的な勝利を見せつけたのだ。日本時間11月18日、コンディット相手にまたGSPがそのような魔法を見せてくれるだろう。

2/2ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント