飯伏がKO−D王者ジェネリコに3連敗で王座奪回ならず=DDT

高木裕美

大暴走の高木が高尾に逆ギレ

突然、リング上にイスで城を築き上げる謎の行動に出た高木 【t.SAKUMA・佐藤崇】

 木高イサミ(6位)&高木三四郎(18位)組と、入江茂弘(6位)&高尾蒼馬(18位)組によるハードコアタッグマッチでは、各選手が凶器を持ち寄り大暴れ。選手たちが会場内を自転車で暴走し、客席でギターをかき鳴らす高木の上に高尾がバルコニーからタライを落下させるなど、ドリフターズのコントのような状況が展開される中、高木が突如、リング上にイスで城を築き上げる謎の行動に。
 2対1で孤軍奮闘するイサミの足を引っ張りまくった上、高尾に城にぶつけられて自爆させられた高木は、「負けたのは落城したからじゃ」と元パートナーの高尾に逆ギレ。28日の新木場で両者による落城マッチが行われることになった。

ディーノは現役高校生に大興奮

現役高校生・竹下にセクハラしまくりの男色ディーノ 【t.SAKUMA・佐藤崇】

 17歳の現役高校生レスラー・竹下幸之介(17位)は男色ディーノ(2位)と初の一騎打ち。7年前、当時小学5年生だった時に客席でディーノに襲われ、ファーストキスを奪われたという苦い過去を持つ竹下に対し、ディーノは陸上競技で鍛えたピチピチの肉体に舌なめずり。尻や股間をモミモミして思う存分堪能すると、コックボトムから男色ナイトメア、乳首固め、ピストン運動、ファイト一発などを連発。竹下もキックなどで必死に抵抗するも、暴走が止まらないディーノが男色列車、シャイニングあてがいを繰り出すと、レインメーカー式リップロックで竹下をKOした。

「途中から記憶がない。体のエネルギーがなくなった感じ」という竹下は、「好きな女の子に見られたら、今までの努力が水の泡になる」と、ディーノのディープキスに失神したという事実を必死に記憶と記録から打ち消そうとした。

 9月9日にボリビアで引退試合を終えたディック東郷こと佐藤茂樹さんが登場。昨年6月に国内引退試合を行い、その後、世界を転戦してから、4カ月滞在したボリビアでラストマッチを飾った佐藤さんは、世界中からまな弟子たちが駆けつけてきてくれた引退試合の模様を報告した。

■DDT「DDT SPECIAL 2012」
10月21日(日)東京・後楽園ホール

<メーンイベント KO−D無差別級選手権試合 無制限1本勝負>
○[43代王者]エル・ジェネリコ
(19分27秒 首固め)
●[挑戦者]飯伏幸太
※43代王者が初防衛に成功

<セミファイナル 30分1本勝負>
○HARASHIMA(3位)
(10分25秒 蒼魔刀→エビ固め)
●MIKAMI(4位)

<第5試合 ハードコアタッグマッチ 30分1本勝負>
●木高イサミ(6位)、高木三四郎(18位)
(12分44秒 エルボースマッシュ→エビ固め)
○入江茂弘(6位)、高尾蒼馬(18位)

<第4試合 30分1本勝負>
○ケニー・オメガ(8位)
(12分56秒 クロイツ・ラス)
●石井慧介(16位)

<第3試合 30分1本勝負>
○男色ディーノ(2位)
(9分03秒 リップロック→KO)
●竹下幸之介(17位)

<第2試合 30分1本勝負>
○佐藤光留(5位)
(9分33秒 KO)
●アントーニオ本多(12位)

<オープニングマッチ 30分1本勝負>
●大石真翔(9位)、紫雷美央(11位)
(7分41秒 バッカス)
○マサ高梨(12位)、チェリー(15位)

<アンダーボーイズによるダークマッチその2 10分1本勝負>
坂口征夫(21位)、●福田洋(22位)
(7分04秒 首固め)
中澤マイケル(24位)、○ヨシヒコ(25位)

<アンダーボーイズによるダークマッチその1 10分1本勝負>
●DJニラ(20位)
(4分28秒 飛竜裸絞め)
○火野裕士(26位)

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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