真鍋監督「金メダルいけると思って引き受けた」=女子バレー

スポーツナビ

真鍋監督「自分の中では金メダル狙えると思ったので引き受けた」

4年後のリオ五輪では金メダルが狙えると考えている真鍋監督。来年にどんな強化プランを発表するのか 【スポーツナビ】

――再任の一番の決めては何ですか?

真鍋監督「自分の気持ちが整理できたこと。心機一転、リオ五輪に向けて気持ちが整った」

――さらに上の結果を出すために、どんな強化方針をお考えですか?

真鍋監督「まだ細かいところは一切考えていない。今は五輪の総括もできていない状況。五輪後には若手主体のメンバーだったが、アジアカップ(カザフスタン、9月10〜16日)もあったので。来年の記者会見で、今後の目標については発表していきたい」

――4年前の監督就任時と気持ちとして違うところはどういったところですか?

真鍋監督「初めて就任した時も世界の状況を把握していたつもりだが、4年間監督を務めたことで、今は4年前よりプラスの状況だと思う」

――就任に関して、考え、悩まれた点を教えて下さい。

真鍋監督「ロンドンが終わって総括もできていない状況だが、次にまた引き受けるからには、世界への挑戦ということになる。女子バレーは近年、男子化し、大型の選手が増えた。世界各国も北京五輪、ロンドン五輪からメンバーも大幅に変わると思われる。今の選手と世界の情勢を見て金メダルを狙えるかを考え、自分の中ではいけると思ったので引き受けた」

――竹下選手の休養、狩野選手の転向についてはいかがお考えですか?

真鍋監督「セッターだけでなく、全てのポジションで大きな選手が必要となる。狩野のセッター転向は魅力的だが、できるかどうか不安もある。竹下については年齢ではないと思う。現役選手で技術が伴うなら挑戦し続けてほしい」

――契約内容については? そして課せられた目標についてもお聞かせ下さい。

真鍋監督「契約はリオ五輪まで。目標、戦術、戦略は来年に記者会見で発表する」

中野会長「満場一致の人事だった」

中野会長は真鍋監督の実績を大いに評価。理事会での決定も満場一致だったと話した 【スポーツナビ】

――今回の監督人事について一言お願いします。

中野会長「ロンドン五輪では銅メダルを獲得できた。これを通過点とし、さらに上を目指していくために真鍋監督に引き続きお願いをした。

 2010年の3位、11年のベスト4、ロンドン五輪では銅メダル獲得と常にベスト4以上の成績。短期間でよくチームをまとめた。理事会としても引き続きという話になった。要項では原則、監督人事は公募するものだが、理事会で話し合い決定した。満場一致の人事だった」

――男子の監督人選についてはいかがお考えでしょうか?

中野会長「女子は結果が出ていることもあり、決定事項を早めに報告すべきということで、男子が決まる前に発表した。男子は近日中に公募したいと思っている」

森田強化事業本部長「上を目指す覚悟で就任してもらった」

森田強化事業本部長は今後の課題として「高さ」を挙げた。この難題を克服することはできるのか 【スポーツナビ】

――今回の監督人事について一言お願いします。

森田強化事業本部長「ロンドンでは堂々の銅メダル。よくやった。五輪では個人種目も盛り上がるが、チームスポーツは開幕から閉幕まで試合がある。期間を通して応援していただいて、競技としても盛り上がった。
 
 私自身も真鍋監督がやってくれたらもっともっといいチームになると思っている。リオ五輪出場、そして、今回以上の金、銀のメダル獲得を目指す。今まで以上の成果を挙げるために、上を目指す覚悟で就任してもらった。

 今後についてはリオ五輪を目指した強化。まず世界の高さを打破し、どう対抗するか。狩野のセッターコンバートなど、竹下の後釜については今後の焦点となる。世界のバレーの大型化も課題。日本のレシーブの強みにプラスして高さを強化していく。リオ五輪に出て今回以上のメダルを獲得するために、出し惜しみせずしっかりサポートしたい」

<了>

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