酒井宏樹「ロッベンやリベリーとの対戦が楽しみ」=ハノーファー96移籍会見

鈴木潤

自分にできることは今まで通りのプレーを続けること

ハノーファーを選んだ理由として「一番最初オファーを出してくれた」と説明した酒井、左は小見ダイレクター 【鈴木潤】

――同年代の選手がこのタイミングで移籍したり、大津選手が一歩先に移籍したりとチャレンジしているが、同年代の選手たちから刺激を受ける部分は?

酒井 移籍に関してはタイミングなので、自分は海外へ一足先に行った選手は全く気にしていなかったですし、焦って行く必要は全くなかったので、自分がいつ行きたいかということだけを考えてプレーしてきました。(酒井)高徳や内田(篤人)選手のように活躍した選手の話は聞きますし、刺激は受けますけど、それで焦ったりはしていなかったです。

――これがファーストステップだと思うが、究極の目標は何か?

酒井 ゆくゆくはもっと大きいクラブでプレーしたいです。でも海外の、日本を渡った国という中では良い場所を選んだと自分では思っていますし、自分がこの先どこへ行くかはまだ分かりません。活躍すれば活躍するほどほかのクラブも見てくれると思いますし、今から次のチームがどこなんて思っていませんので、まずはハノーファーで結果を出せるように頑張っていきたいです。

――ハノーファーから評価されたポイントをどのように聞いているか。それについてどれぐらい応えられる自信があるか?

酒井 レイソルでプレーしている自分を見て、良いと思っていただいたわけで、多分直してほしい部分は、行けば言ってくれると思います。とりあえず自分にできることは今まで通りのプレーを続けることなんじゃないかなと思うので、そこをよりうまくなれるように練習から取り組んでいきたいです。

いつかはまた柏に拾ってもらいたい

――柏マイティーFCのころからサッカーをやっていると思うが、そのころに影響を受けたことはあるのか。あと、地元のサポーターに対してメッセージを

酒井 小学校時代は自由に伸び伸びとやらせてもらって、そこでサッカーの楽しさを教えてもらったので、今でももちろん楽しくプレーしていますし、そこは小学校時代から変わらずプレーできていると思います。レイソルに関しては、本当に柏出身なので、ゆくゆくは帰ってきたいというか、拾っていただきたいと思います(笑)。

――U−23日本代表のメンバーに選ばれたという仮定で、オリンピックへの抱負を聞かせてもらいたい

酒井 本当に選ばれたという仮定ですけど、間違いなく魅力のある大会です。4年に1回という中で、自分がタイミング良く生まれたという縁もありますし、そういった中でここまで予選を戦えてきたこと自体幸運なことです。必ず出たい大会なので、自分としては結果を出して、次のステップに進みたいと思っています。

<了>

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著者プロフィール

1972年生まれ、千葉県出身。会社員を経て02年にフリーランスへ転身。03年から柏レイソルの取材を始め、現在はクラブ公式の刊行物を執筆する傍ら、各サッカー媒体にも寄稿中。また、14年から自身の責任編集によるウェブマガジン『柏フットボールジャーナル』を立ち上げ、日々の取材で得た情報を発信している。

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