クラッシュ多きコース、波乱の展開となるか=F1第7戦カナダGP見どころ
注目されるシューマッハ
モナコで印象的な走りを見せたシューマッハ、カナダでどのような走りを見せるかに注目を集めている 【Getty Images】
今季のF1は、これまでの6戦で6人の勝者が誕生する混戦になっている。各チームの戦力が接近していることに加え、今年のピレリタイヤから最大限の性能を引き出すことが難しいためだ。この状況はカナダGPでも変わらないことから、これまでに優勝したマクラーレン、フェラーリ、メルセデスAMG、レッドブル、そしてウィリアムズにチャンスがありそうだ。
ウィリアムズは、第5戦スペインGPでパストール・マルドナードが優勝して周囲を驚かせたが、低速コーナーからの加速に優れたクルマに仕上がっている。そのため、カナダでウィリアムズが強さを見せる可能性は十分に考えられる。これらのチームに加えて、目を離せないのがロータスだ。ロータスはチーム関係者も認めるように低温下でのパフォーマンスに不安があるが、気温が高くなるようであれば、ロータス勢から今季7人目の勝者が生まれるかもしれない。
そして、今回最も注目されているのがミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)。前戦モナコGPでは、F1復帰後初となる予選トップタイムを記録した。ペナルティーのため、残念ながらポールポジション獲得はならなかったが、F1で最多となる7度のタイトル獲得を果たした力がいまだ衰えていないことを証明してみせた。モントリオールのコースはメルセデスAMGに合っているコースであるため、シューマッハが表彰台の真ん中に立つ可能性もあると言えるだろう。
ウィリアムズは、第5戦スペインGPでパストール・マルドナードが優勝して周囲を驚かせたが、低速コーナーからの加速に優れたクルマに仕上がっている。そのため、カナダでウィリアムズが強さを見せる可能性は十分に考えられる。これらのチームに加えて、目を離せないのがロータスだ。ロータスはチーム関係者も認めるように低温下でのパフォーマンスに不安があるが、気温が高くなるようであれば、ロータス勢から今季7人目の勝者が生まれるかもしれない。
そして、今回最も注目されているのがミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)。前戦モナコGPでは、F1復帰後初となる予選トップタイムを記録した。ペナルティーのため、残念ながらポールポジション獲得はならなかったが、F1で最多となる7度のタイトル獲得を果たした力がいまだ衰えていないことを証明してみせた。モントリオールのコースはメルセデスAMGに合っているコースであるため、シューマッハが表彰台の真ん中に立つ可能性もあると言えるだろう。
昨年7位の可夢偉、表彰台争いに食い込めるか
昨年のカナダGPでは、天候の変化をうまく味方につけて、雨によるレース中断まで2番手を走行した小林可夢偉(ザウバー)。しかし、レースが再開すると、タイヤをうまく温められずに順位を下げ、7位フィニッシュとなった。今年はその問題も改善され、可夢偉も「モントリオールは僕たちの強さを示すことができるところ」と自信を見せている。昨年以上の活躍が期待できそうだ。
F1屈指の長いストレートで超高速バトルが繰り広げられるカナダGPは、8日(金)現地時間10時(日本時間23時)に開幕。決勝は、10日(日)現地時間14時(日本時間27時)にスタートする。
<了>
F1屈指の長いストレートで超高速バトルが繰り広げられるカナダGPは、8日(金)現地時間10時(日本時間23時)に開幕。決勝は、10日(日)現地時間14時(日本時間27時)にスタートする。
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