ボートレースびわこのヴィーナスシリーズ（5月1日～6日開催）は、5月2日に2日目が終了した。なお初日2連勝だった塩崎桐加（三重）は2日目12R、追い風7メートル、波高10センチのなかを果敢にまくって先行も、バックストレッチで風にあおられて不運な落水を喫し負傷帰郷。V有力候補が戦線離脱という残念なアクシデントとなった。

　現時点での予選得点率上位18人は以下のとおり。

1位　中澤　宏奈（東京）　8.75
2位　山下　夏鈴（三重）★8.67
3位　蜂須　瑞生（群馬）★8.50
4位　山崎小葉音（群馬）　8.33
5位　倉田　郁美（静岡）★7.75
6位　原田　佑実（大阪）★7.75
7位　茶谷　　桜（滋賀）　7.75
8位　清水　愛海（山口）　7.67
9位　新田　芳美（徳島）★7.50
10位 後藤　美翼（東京）★7.50
11位 松瀬　弘美（静岡）★7.33
12位 向井田真紀（広島）　7.33
13位 間庭　菜摘（福岡）　7.33
14位 垣内　清美（三重）★7.00
15位 西澤日花里（長崎）　6.67
16位 本部めぐみ（三重）★6.67
17位 黒澤めぐみ（東京）　6.50
18位 加藤　　綾（三重）　6.50
※★は優勝歴のある選手
※（）内は支部

　今節は初日の段階で、出場メンバー44人のうち、優勝歴を持つ選手が13人だけ。V歴ゼロの選手が31人もいる。現時点での予選上位18人のなかにもV歴のない選手が9人。半分を占めている格好だ。

　予選首位に浮上したのは中澤宏奈（東京36歳）【冒頭の写真】。2日目12Rで6コース差しを決めて3連単10万円台の超高配当を出すなど、3･1･2･1着でシリーズリーダーの座に立った。中澤は通算9優出0V。近況も3月の常滑ヴィーナスシリーズで優出4着に入るなどリズム上々で、今節はデビュー初Vへ意欲十分だろう。

　地元の茶谷桜（滋賀45歳）【写真上】は2･5･3･1着で予選7位まで上がってきた。茶谷は通算18優出0V。優勝歴ゼロの現役女子レーサーのなかでは3番目に多い優出回数になる（※1位は西村歩と加藤綾の21優出0V）。1998年11月のデビューから約25年半、悲願の初Vを地元でつかみたい今節だ。

　予選18位にはその加藤綾の名がある。通算21回の優出を数え、優勝戦2着の準Vが実に7回。いつ初Vを飾っても不思議ではない選手だ。びわこでは2016年オールレディースで優勝まであと一歩に迫る活躍（優出4着）を見せた経験もあり水面相性良好。今節はチャンス十分だろう。

　そのほかにも通算6優出0Vの黒澤めぐみ、通算5優出0Vの清水愛海、通算1優出0Vの山崎小葉音、向井田真紀、間庭菜摘、西澤日花里が準優圏内につけている状態。初Vをめざす選手たちの気迫が今節を盛り上げそうだ。

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