スマートファルコン砂最強! 5連覇の武豊「ドバイへ」=JBC

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完全復活スーニ「これからももっと頑張ってくれる」

外を豪快に差し切ったスーニが2年ぶり2度目のJBCスプリント制覇 【スポーツナビ】

 一方、JRAと地方競馬のスピード自慢が対決する第11回JBCスプリント(1200メートルダート)は、川田将雅騎乗の1番人気スーニ(牡5=栗東・吉田厩舎、父Soto)が優勝。中団やや後方待機から最後の直線、外を豪快に伸びて快勝した。良馬場の勝ちタイム1分10秒1は、1980年にカオルダケがマークした1分10秒2を31年ぶりに更新するコースレコード。

 スーニはこれで中央・地方含め通算31戦11勝、重賞は8勝目。JBCスプリントは2009年以来2年ぶりの2勝目となった。
 騎乗した川田は「走れない時期もありましたが、それを克服して、3連勝で一番大きなところを勝つことができた。本当に頭が下がる思いです」と、スランプから完全に脱却しての王座返り咲きに笑顔。「強いスーニが戻ってきた。これからももっと頑張ってくれると思います」と、ダート短距離の帝王としてさらなる飛躍を誓った。

 なお、1馬身1/4差の2着には幸英明騎乗の2番人気セイクリムズン(牡5=栗東・服部厩舎)、さらにアタマ差の3着には横山典弘騎乗の4番人気ダッシャーゴーゴー(牡4=栗東・安田隆厩舎)。
 一方、3着からクビ差、1着から0秒2差の4着に健闘したのは、6番人気だった笠松競馬のラブミーチャン(牝4=笠松・柳江厩舎)。一度は直線で先頭に立つなど見せ場たっぷりの競馬に、騎乗した濱口楠彦は「ペースが速いのは分かっていたんですが、この馬はやっぱり前へ行かないとね。よく踏ん張ってくれました」と愛馬の頑張りを称えた。

新・砂の女王、次走はJCダートで牡馬と激突

初代女王となったミラクルレジェンド、陣営はJCダート参戦を表明 【スポーツナビ】

 また、この日は今年から新設された秋のダート女王決定戦・第1回JBCレディスクラシック(1800メートルダート)も行われ、岩田康誠騎乗の2番人気ミラクルレジェンド(牝4=栗東・藤原英厩舎、父フジキセキ)が優勝。武豊騎乗の1番人気ラヴェリータを3/4馬身競り負かして初代女王の座に就いた。

 騎乗した岩田は「今日は返し馬から落ち付いていたし、ゲートもスムーズ。本当に強い内容でした。力をつけているし、これからもっといいパフォーマンスを見せてくれると思います」と相棒に満点のコメント。
 藤原英昭調教師は次走をGIジャパンカップダート(12月4日、阪神1800メートル
ダート)と明言しており、新・砂の女王がスマートファルコン、トランセンドなど強豪ひしめく牡馬トップ級を相手にどこまで走れるか、注目が集まる。

 なお、勝ちタイム1分49秒6は、1980年にカツアールがマークした1分49秒9を上回るレコードタイム。スプリントと同じく、こちらも31年ぶりのレコード制覇となった。

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