2012年2月、GSPvs.ニック・ディアスがついに実現=UFC
「UFC137」でBJペンを下したニック・ディアスはリング下のGSPを挑発 【Zuffa LLC via Getty Images】
「最初からやりたかった相手さ」とGSPは言う。「もともとはこの大会でやる予定だったんだ。俺はいつでも(ディアスと)闘いたいと思っていた。今はこれまでよりもその気持ちが強い。スーパーボウル・ウィークエンドが待ち切れないね」
「アイツはビビっただけだ」ディアスがGSP挑発
ディアスは観客が総立ちとなる壮絶な打ち合いを演じ実力を証明 【Zuffa LLC via Getty Images】
しかし、GSPは負傷によりUFC137を欠場。そして5年ぶりにUFC復帰となったディアスは、BJペンを相手に果敢に攻め、文句なしの判定勝利を収めた。試合終了直前には観客が総立ちとなる壮絶な打ち合いを演じ、ファイト・オブ・ザ・ナイト(大会のベスト試合)も獲得したニックだが、試合後には「ひどい出来だった」と自らのパフォーマンスに不満を示した。「賢い戦い方ができなかった。自分の出来には全く満足していない」。
そして、試合直後の勝者インタビューで、大会を負傷欠場したGSPについて、興奮した口調でこう言い放った。
「GSPがケガで欠場したとは思っていない。アイツはただ、ビビっただけだ」
GSP激怒「最も残酷な方法で打ちのめす」
当初、「UFC137」で対戦が予定されていたがディアスの会見ドタキャンで消滅 【Zuffa LLC via Getty Images】
「ディアスほど無礼な人間には会ったことがない」と語るGSP。「UFC史上、最も残酷な方法で打ちのめしてやる」
“神の階級”と評されるほどレベルの高いUFCウェルター級で、7連続防衛を果たしているGSPと、ストライクフォースでトップに君臨し、5年ぶりのUFC復帰を圧倒的な内容で飾ったニック・ディアス。UFC137でのマッチアップは実現しなかったが、結果的に、さらにその注目度を高めることとなった両者の対決。
来年2月、スーパーボウル・ウィークエンドが待ち切れない。
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