シャルケの内田「CLで負けてガクっというのはある」=ブンデスリーガ第32節 日本人選手の通信簿
今季2勝のバイエルンに大敗
ロッベン(左)とマッチアップするシャルケの内田 【写真:アフロ】
試合は、序盤からシャルケが左サイドをロッベンらに崩される展開が続く。開始6分に早くも先制を許すも、その2分後にはCKからオウンゴールで同点に。だが、シャルケはその後、ずるずると失点を重ね、終わってみれば1−4で大敗を喫した。
内田は厳しい評価を下されたDF陣の中では良い方だったが、守備ばかりか攻撃の形もうまく作れないチームの中で、苦しいプレーが続いた。点差が離れていたために強引に前線に上がっていくこともあったが、良いパスが出る場面もほとんどなかった。
「なかなか自分たちの思うようにプレーさせてもらえない」
――CLの試合でホームで敗れて、そのショックを引きずっていた部分もあった?
あそこまでいって負けてガクっというのはありますし、それじゃあいけないというのはみんな分かっているんですけど、相手もうまかったですから。なかなか自分たちの思うようにプレーさせてもらえない。1点目を取られて、こっちが1点返して、それですぐに失点しちゃったから。もう少し耐えて、1−1のままいけたら良かったけど……。
――攻撃が機能せずに苦しんだ?
ボールを回しているけどディフェンスラインばかりで、結局GKのノイアーに戻したりとか。もう少し高い位置でボールを回せれば、相手のマークもずれてチャンスになる。そのためには、リスクのあるボールを(相手選手の)間に入れないと前に運べないんだけど、それがちょっとうまくいかなった。
――オーバーラップしてもパスが出ないシーンが多かったが
後半は裏に出してほしかった。ボミー(バウムヨハン)から1本、長くなっちゃったけどパスがあったでしょう? ああいう3列目とか2列目から出てくるのを見てほしい。そうすれば真ん中だけじゃなくて、サイドからも攻撃にいけるので。
<ドイツメディアの評価>
・『キッカー』誌(スポーツ専門誌)4点
・『ビルト』紙(全国紙)5点
・『レヴィアー・スポーツ』紙(地方紙)5点
「リベリーとのマッチアップ。左サイドバックのサルペイより少し良かったが、突破を許すことが多かった」と伝えた。
※ドイツの採点方式では1が最高、6が最低点