リーグ１では前節、２位のパリ・サンジェルマン（ＰＳＧ）がアウエーでレンヌに０−１で敗れ、痛恨の黒星を喫した。首位のリールは敵地でオセールと１−１で引き分け、ＰＳＧとの勝ち点差を７に広げるチャンスを逃したが、それでも５差をつけている。１２日、ＰＳＧは第２３節でホームに１８位のランスを迎える。１月８日に行われたフランスカップではホームで５−１と快勝している相手だが、優勝に向けリールにこれ以上離されないためにも、ＰＳＧにとっては負けられない一戦となる。
　以下は、試合前日のアントワーヌ・コンブアーレ監督の談話。

――明日のランス戦はＰＳＧが有利だと思っているか？

　有利だと思う。あとは（勝利を）実現するしかない。特に、前節レンヌに敗北した以上、今節は勝利しなければならない。難しい試合になると思うが、（敗戦後の）選手たちの反応を期待している。先のフランスカップでのランス戦と同じ選手と戦うことになると思うが、気持ちは全く違うだろう。
　フランスカップの後、リールはリーグ戦で対サンテティエンヌ（１月１５日、２−１）、対カーン（２２日、２−０）と勝利し、その後は対リール（２９日、０−１で敗北）、対バランシエンヌ（２月５日、１−１）戦でプレー方法を変更した。彼らはチームの切り札を発見したとわたしは見ている。

――ランスはＰＳＧにとって難しいチームだと思うか？

　そうだ。ランスはリーグ戦での生き残りを懸けて戦ってくる。簡単には勝たせてくれないだろう。ランスはＦＷのジェマー、マウリダ、エドゥアルド、ＭＦアカレらがおり、攻撃力のあるチームだ。強力な武器を持っていると言える。カーンやモナコ、バランシエンヌにはそれがない。

――レンヌ戦と比べて何を改善しなければならないか？

　ハイレベルで効果的なプレーが必要だ。特に攻撃面で効果的に攻め、ゴールを決める必要がある。レンヌには負けたが、チームの力、集団力、能力の高い選手たちの力を結集し、現状を見据え、気持ちを入れ替えて効果的に戦う必要がある。常に勝利することはできないのだから。重要なのは、ここでどう行動するかだ。レンヌ戦は良い試合だったと思う。結果が伴わなかっただけだ。ランス戦に向けて、マシンを再開しなければ。

――ＦＷジウリーの欠場で右サイドはどう埋めるのか？

　常に２、３人の選手が欠けた場合を想定しているので問題はない。土曜日の試合では、集団でのプレーを選手たちに期待している。ランスは生き残りを懸けて攻撃的に、アグレッシブに戦ってくるだろう。セットプレーとカウンターなど、すべてに懸けてくる。われわれは抜かりなく戦い、気合いを入れた戦いをしなければならない。

＜了＞

　ＴＶ５ＭＯＮＤＥ　Ｊａｐｏｎ（フランス語国際放送）では、パリ・サンジェルマン対ランスの試合を放送します。

パリ・サンジェルマン対ランス

２月１３日（日）　２時５５分　生中継
２月１３日（日）　１０時００分　録画再放送

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