今季の悔しさを忘れない! 逆襲を誓う西武

埼玉西武ライオンズ

目の前の優勝を逃した悔しいシーズン

 首位福岡ソフトバンクとゲーム差なしの2位で2010年シーズンを終えた埼玉西武。レギュラーシーズンのリベンジを果たすべく臨んだクライマックスシリーズも、ファーストステージ0勝2敗で敗退と悔しさの残るシーズンとなった。監督をはじめ、コーチ陣、選手たちも一様に、目の前にあった優勝を逃した悔しさを口にする。この悔しさを忘れることなく来シーズンこそはリーグ優勝、そして日本一奪還へ! 気持ちはすでに2011年シーズンへと向かっている。

 個人成績を見ると、片岡易之が59盗塁を決め、4年連続で最多盗塁のタイトルを獲得した。08年から3年連続での50盗塁は球団初となる記録。「盗塁のタイトルはことしもなんとしても取りたかったものなので、取れたことに満足しています」と喜びを表現した。また、チームの新守護神として9回のマウンドに上がり続けたシコースキーが33セーブで最多セーブのタイトルを手中に収めた。「1年間全力で戦った結果、タイトルをいただけて非常にうれしく思います」と感激をかみしめていた。このほか栗山巧がチームで唯一144試合フルイニング出場を達成。外野手としては球団初の記録であり、ゴールデングラブ賞(パ・リーグ外野手部門)を受賞。「うれしさと驚きが入り交じり、信じられない思いがあります。辛抱強く使ってくれた監督、コーチ、今までお世話になった方々に心の底から感謝したいです」と初受賞の喜びを語っていた。また、同賞(パ・リーグ投手部門)を涌井秀章が2年連続で受賞。フィールディングに定評のある涌井は「現役の間は、ずっと取れるように頑張ります」と喜びを表した。

 チームは11月1日からA班(宮崎県南郷町)、B班(所沢)の2班に分かれて秋季キャンプを実施中。野手を中心としたアーリーワークに始まり、全体練習、投手・野手に分かれての練習まで、真剣な中にも時折歓声や笑い声が上がるなど明るい選手たち。走りこみを中心とした体力強化や、シーズン中に見えた課題克服などに取り組んでいる。

「THANKS」の気持ちを込めて感謝イベント開催

 今シーズンも1年間、熱い声援を送り続けてくれたファンの皆さんに感謝の気持ちを込めて、11月23日(祝)西武ドームで「LIONS THANKS FESTA 2010」を開催する。来シーズンこそは日本一を奪還し、お互いに心から「THANKS」と言い合えることを信じて! 子どもから大人まで楽しめるリアルな野球体験や、選手らによるトークショー、グルメや人気のグッズ販売、2010年ファンクラブ会員の方を対象とした「THANKSプレゼント抽選会」まで盛りだくさん。選手たちも各アトラクションに足を運び、ファンの皆さんとのきずなを深める。「来シーズンを共に戦うために」。ありったけの「THANKS」の気持ちを込めてイベントを開催する。

<了>
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント