【試合結果】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・2部リーグ第5節

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無敗の山梨学院大学ついに初黒星。横浜F・マリノス内定、塩貝健人の2発に沈む

慶應義塾大学が塩貝健人の2得点などで首位・山梨学院大学を撃破 【©JUFA】


 2部リーグ唯一の無敗チーム、山梨学院大学がついに敗れた。首位に土をつけたのは4位の慶應義塾大学。前節、神奈川大学に敗れて初黒星を喫していたが、今節は首位相手に終始主導権を握る試合を展開。一度は追いつかれたものの、その後2得点を重ねて1-3と山学大を突き放した。水曜日には、特別指定先取として横浜F・マリノスの試合に出場していた塩貝健人が2ゴールを挙げる活躍で勝利に貢献。この結果、山学大は首位から陥落して3位に。一方の慶大は山学大と同勝点ながら得失点差で上回り2位に復帰した。

 代わって首位の座についたのは山学大に勝点1差に迫っていた2位に日本体育大学だ。篠田大輝が2得点をマークするなどして0-3とリードしながらも、わずか10分間で城西大に追いつかれる厳しい状況に。それでも3-3とされたその5分後に佐藤恵介がゴールを決めて3-4で勝利。初の首位の座に立った。

 また3位の立正大学はアディショナルタイムに順天堂大学・齊藤慈斗にゴールを許し、こちらも初黒星を喫する結果に。慶大が勝利したことで4位へと順位を下げた。またこの試合で2勝目を挙げた順大は5位に。拓殖大学に逆転勝利を収めた産業能率大学が6位に浮上し、4位の立正大から6位の産能大までが勝点8で並ぶこととなった。

 前節、待望の初勝利を挙げた法政大学は早稲田大学と対戦。試合は後半、交互に得点を挙げるゴールの奪い合いとなったが2-2でドロー決着に。ともに順位を上げることはできなかった。一方、前節最下位に沈んだ立教大学は神奈川大学と対戦。先制するも一度は追いつかれた立教大だったが、飯村太基のゴールで突き放し1-2で勝利。この勝利で立教大は最下位を脱し11位に。日体大に敗れた城西大が代わって最下位に沈むこととなった。

 上位グループに大きな動きがあった第5節。ついに首位に立った日体大がこのままその座を堅持するのか、それとも山学大の首位奪還なるのか。Jリーグとの掛け持ちながらも“出れば負けなし"、塩貝健人を擁する慶大の動向も見逃せない。次節・第6節は5月26日(日)に全6試合を開催予定だ。


※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。

(文・飯嶋玲子)

【©JUFA】

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■全試合結果と得点者

早大 2(0-0)2 法大
得点者)【早大】駒沢、伊勢 【法大】小池、小湊

山学大 1(1-1)3 慶大
得点者)【山学大】中田【慶大】塩貝×2、香山

立正大 0(0-0)1 順大
得点者) 【順大】齊藤

産能大 2(0-0)1 拓大
得点者)【産能大】鈴木、保竹 【拓大】岡本

城西大 3(0-2)4 日体大
得点者)【城西大】斉藤、馬場、鉾【日体大】宮下、篠田×2、佐藤

神大 1(0-0)2 立教大
得点者)【神大】山本(颯)【立教大】松岡、飯村
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著者プロフィール

一般財団法人関東大学サッカー連盟は、関東地域における大学サッカーの水準向上と普及、加盟チーム相互の親睦共励、そして広く社会に貢献できる学生を育成することを目的に、1924年に創設されました。主要大会のひとつである『関東大学サッカーリーグ戦』では関東7地域から36大学が参加し、1部~3部のカテゴリーで熱戦を繰り広げています。近年は日本代表にも多くの選手を輩出するなど、通年でレベルの高い試合を展開しています。また主管大会として、大学の日本一を決める『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)などの全国大会も実施しています。

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