激闘から一夜明けた２６日、「ＤＲＥＡＭ１６」の一夜明け会見が名古屋市のＣＢＣ（ＴＢＳ系列局）で行われた。会見には笹原圭一イベントプロデューサー（ＥＰ）を始め、川口雄介、石田光洋、ジェイソン“メイヘム”ミラー、宮田和幸、ヨアキム・ハンセン、小見川道大、ゲガール・ムサシ、青木真也、高谷裕之が会場に姿を見せ、大きな拍手で迎えられた。笹原ＥＰは「格闘技の面白さ、熱は伝えられたと思います。が、ＤＲＥＡＭの熱はこんなものじゃありません。次回はこれ以上のものが見せられるように頑張りたい。この後のＤＲＥＡＭは、そのままｄｙｎａｍｉｔｅ！！になると思います。また新しいカード、情報を発表できれば、と思っています」と抱負を語った。さらに今回は一般のファン、約４００人にも公開されたこともあり、サプライズ・プレゼントとして、来場したファンは選手１人１人と握手を！思わぬ企画に大きな歓声が上がった。

川口雄介
「初めてＤＲＥＡＭに出させていただいて、内容的には勝ちは勝ちだった。今後、いろいろとやらないといけない課題が見つかった試合でした。また、この舞台に戻って来られるように一生懸命に練習をし、帰ってきたいと思います」

石田光洋
「試合については反省するところは反省し、前を見て頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」

ジェイソン“メイヘム”ミラー
「本当に素晴らしいイベントで、とても満足しています。名古屋にまた戻ってきたいです。次の試合も楽しみにしていてください。一つ一つの試合を大切にしていきたい。もちろんチャンピオンにはなりたいが、練習して、いい試合をして、ファンのみなさんに喜んでもらいたい」

宮田和幸
「あんまりいい試合ができませんでした。次はいい試合ができるように頑張ります。試合には勝っているが、内容があんまりよくない。（フェザー級戦線に関して）まだあまり発言権はないかな、と思ってる。ただ負けないように、頑張ります」

ヨアキム・ハンセン
「昨日は勝てて本当に嬉しいです。名古屋のファンの前で試合ができたことも嬉しい。また次に名古屋に戻ってこれるのを楽しみにしています」

小見川道大
「もう一度言います。世界のフェザー級の中心にいるのは、オレです。１人で十分です」

ゲガール・ムサシ
「応援してくれて、ありがとうございます。これからもＤＲＥＡＭを支えてください。ありがとうございます。アメリカでも自分の力を証明したいので、まずストライク・フォースでのベルト奪取が次のゴールになる。今回のこのベルトは長くキープしたい。アメリカと日本でチャンピオンになること。そして最終的にはヘビー級に移行したい」

青木真也
「次の試合に向けて、早く帰って、早く練習がしたいです」

高谷裕之
「急に対戦相手が変わったりして、ちょっとまた変なことをしちゃうかな、と不安になったんですが。無事にＫＯできてよかったです。次のタイトルに向けて、また練習しますので、応援よろしくお願いします」

　またフェザー級のタイトルマッチに関して笹原ＥＰは「ビビアーノ（・フェルナンデス）選手は家庭の事情により、今回試合が組めませんでした。大みそかになるのか、それとも年が明けてしまうのか、分からない。今は保留ということで」と明言は避けた。さらに小見川、高谷の２人に話がおよび、「小見川選手、高谷選手とも主張があると思う。もちろんビビアーノ選手の意向もある。話を聞きながら決めていきたい」と対戦実現に向けて動き出すことを約束した。

　会見終了後、囲み取材に応じた笹原ＥＰは、ＤＲＥＡＭ初参戦でミノワマンから勝利を収めた石井慧についても言及。ＩＧＦ、Ｋ−１などにも出たいと言っていたことを聞いた笹原ＥＰは「ＩＧＦですか。ないでしょ」と前置きした上で、「プロとしてリップサービス、ファンサービスでそういう発言をすることはいい。でもファンが見たいのは間違いなく、石井選手がシビアな選手とシビアな闘いをすることでしょう。その声を実現するのが私たちの仕事。日本で実現できるように頑張りたい」と改めて石井にオファーを出すことを明言した。組んでみたいカードに関しても「ゲガール・ムサシ選手のような選手と、日本を代表して戦ってほしいですね。それだけのポテンシャルを持っている」と太鼓判を押した。