「戦国武将祭」直前、武藤信玄と蝶野信長がトークバトル(後編)

高木裕美

武藤(右)と蝶野が、2人の「プロレスの歴史」や「戦国武将祭」に向けての意気込みについて語った 【t.SAKUMA】

 ゲームメーカーの「コーエー」とフジテレビの強力タッグが仕掛ける“史上最大級の戦国イベント”「戦国武将祭」(3月6〜7日・さいたまスーパーアリーナ)を前に、武藤と蝶野による同期対談が実現。後編では2人の「プロレスの歴史」の中で起きた重大事件やイベントへの意気込みなどについて語った。

「武藤さんが全日本に行ったことでオレの計画がズレたもん」

武藤の全日本移籍で蝶野は「5年計画がズレた」と本音を吐露 【t.SAKUMA】

――今回は「川中島の戦い」や「本能寺の変」など、歴史に名を残した戦いがテーマとなっていますが、お2人の中で、自分の歴史が変わったと思う試合や出来事は何ですか?

武藤 やっぱり全日本に来て変わったよね。大きな野心として、一国一城の主になるがために生きているわけであって。オレは、それまでは歴史上の人物では坂本竜馬が好きだった。アウトローで、一匹狼で。でも、全日本に来て、大名は城を守るために犠牲というか、格好悪いこともしなきゃならないということが分かってから、戦国武将が好きになったね。やっぱ、竜馬とかカッコいいけど、身が軽いもんね。

蝶野 オレはやっぱり武藤さんが全日本に行ったことかな。

武藤 何だよ(苦笑)。オレじゃなくて自分のことを言えよ。

蝶野 あれで5年計画がズレたもん。オレはアウトローみたいな感じでまっとうしたかったのが、取締役なり現場監督なりっていう、会社側のことをやらなきゃならなくなったけど、オレはまったくそういうことをやりたいとも思ってなかった。

武藤 蝶野はね、元々日本の歴史より海外の歴史の方が詳しいと思うんだよ。戦国武将よりもジョン万次郎(日米の架け橋となった1800年代の偉人)とか、そっち系のような気がするんだよな(笑)。海外から女房もらったりとかさ。

「次回は三国志とジョン万次郎で(笑)」

「戦国武将祭はより多くの人にプロレスを見てもらう格好の場」と武藤のモチベーションは高い 【t.SAKUMA】

――歴史は幅広いですからね。それでは、今回のイベントが成功したら、第2弾もありそうですね

武藤 そうだね。ゲームの世界とのコラボでも何でもできるし、三国志とかもあるしね。じゃあ、次回は三国志とジョン万次郎で(笑)。

――それでは、最後に今回のイベントについての意気込みをお願いします

武藤 オレの場合は元々、ここ数年、より多くの人にプロレスを見せたいというポリシーで頑張っているから、今回のイベントは格好の場というか。ぜひ、より多くの人にプロレスを伝えたいですね。

蝶野 オレも一緒ですね。今の業界におけるオレの役割はそれだし、プロレスのリング以外で戦うのはオレ自身も初の試みだから楽しみにしています。

「戦国武将祭」

3月6日(土)・7日(日)さいたまスーパーアリーナ

3月6日(土)

●グランドオープニング 映像・和太鼓・群舞により戦国乱世の熱狂を表現する、マルチコラボオープニング!

●第1部

<戦ブロックI 川中島の戦い>
ドラマ出演 草尾 毅(真田幸村)/中田譲治(上杉謙信)/高塚正也(直江兼続)
[第一合戦]対戦カード 武藤敬司(武田信玄)、KAI(真田幸村)V.S.小島聡(上杉謙信)、カズ・ハヤシ(直江兼続)

<戦ブロックII 本能寺の変>
ドラマ出演:小杉十郎太(織田信長)/緑川 光(明智光秀)/神谷浩史(浅井長政)/前田 愛(お市)
[第二合戦]対戦カード 蝶野正洋(織田信長)V.S.AKIRA(明智光秀)

●武将声優LIVE−STAGE

●第2部

<戦国バラエティーSHOW>

<戦ブロックIII 小田原の戦い>
ドラマ出演:石川英郎(豊臣秀吉)/竹本英史(石田三成・柴田勝家)/小西克幸(前田利家)/杉田智和(加藤清正)/鈴木真仁(甲斐姫)
[第三合戦]対戦カード 船木誠勝(前田利家)V.S.近藤修司(北条氏康)

<戦ブロックIV 関ヶ原の戦い>
ドラマ出演:中田譲治(徳川家康)/大塚明夫(本多忠勝)/竹本英史(石田三成)/高塚正也(直江兼続)
[第四合戦]対戦カード 杉浦貴(徳川家康)、高山善廣(本多忠勝)、HARASHIMA(伊達政宗)V.S.飯伏幸太(石田三成)、青木篤志(立花宗茂)、石森太二(長宗我部元親)

<戦国ブロックエンディング>

●グランドフィナーレ

3月7日(日)

●グランドオープニング 映像・和太鼓・群舞により戦国乱世の熱狂を表現する、マルチコラボオープニング!

●第1部

<戦ブロックI 本能寺の変>
ドラマ出演:小杉十郎太(織田信長)/緑川 光(明智光秀)/神谷浩史(浅井長政)/前田 愛(お市)
[第一合戦]対戦カード 蝶野正洋(織田信長)V.S.AKIRA(明智光秀)

<戦ブロックII 天正壬午の乱>
ドラマ出演:中田譲治(徳川家康)/大塚明夫(本多忠勝)/檜山修之(風魔小太郎)/鈴木真仁(甲斐姫)
[第二合戦]対戦カード 稔(服部半蔵)V.S.NOSAWA論外(風魔小太郎)

●武将声優LIVE−STAGE

●第2部

<戦国バラエティーSHOW>

<戦ブロックIII 小田原の戦い>
ドラマ出演:中田譲治(徳川家康)/石川英郎(豊臣秀吉)/竹本英史(石田三成)/鈴木真仁(甲斐姫)
[第三合戦]対戦カード 武藤敬司(武田信玄)、小島聡(上杉謙信)V.S.TAKAみちのく(豊臣秀吉)、新崎人生(柴田勝家)

<戦ブロックIV 関ヶ原最終決戦!!>
ドラマ出演:草尾 毅(真田幸村)/竹本英史(石田三成)/高塚正也(直江兼続)/中田譲治(徳川家康)/大塚明夫(本多忠勝)/檜山修之(伊達政宗)
[第四合戦]対戦カード KAI(真田幸村)、飯伏幸太(石田三成)、カズ・ハヤシ(直江兼続) V.S.高山善廣(本多忠勝)、HARASHIMA(伊達政宗)、高木三四郎(加藤清正)

<戦国ブロックエンディング>

●グランドフィナーレ
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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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