金網に挑む桜庭「お客さんがスカッとする試合を」=10.25DREAM
地元凱旋! 静かに闘志をみなぎらせる前田吉朗
地元凱旋ビッグマッチ、前田が静かに燃える 【北浦勝広】
しかし密かに闘志を燃やしているのは間違いない。この試合を「DREAMで崖っぷちの2人が、生き残りをかけた戦いになる」と位置付ける。対戦するビービの印象は「トータルファイター。そつなくこなす選手ですね」とそっけない。試合のポイントは「これがズバ抜けている、というのがない2人の対決になる。勝敗を分けるのは、どっちが先にペースをつかむか、やと思います」と他人事のように話すが、ポーカーフェイスの裏では闘志がみなぎっているだろう。
ケージについて「新しいことは、どんどんやっていったらいいと思う」と、これまた冷静そのもの。この静かさが逆に危険な雰囲気を醸し出している。
初参戦のパーキー、弘中戦へ気合十分
DREAM初参戦のパーキー、弘中戦へ「強い方が勝つ」と自信満々 【北浦勝広】
「今まではマイナーの試合に出ていた。世界でも認められているメジャーな試合に出れて、ワクワクしている」と目を輝かせた。ケージでの試合の経験はないというが、「ケージがあろうがなかろうが、強い方が勝つ」と自信満々。
対戦する弘中邦佳に対しても、「UFCで活躍し、日本ではチャンピオン(CAGE FORCEライト級王者)。手強い相手に違いないが、越えなければならない相手」と強敵を前にしても、一歩も引く考えはない。まずは「デビュー戦で勝つことが大切。1勝してから次の目標を考えたい」と気を引き締めた。
行方不明のフィリオに「心配しています」と笹原EP
笹原EPは連絡が取れなくなったパウロ・フィリオに対し「心配です」と表情を曇らせた 【北浦勝広】
もともとフィリオはブラジル選手には珍しく、時間などをキッチリ守るタイプだった。それだけに「事故に巻き込まれていないか」と心配で仕方ないといった様子。とりあえずはフィリオを欠場扱いにし、ドンシクの試合は別の選手と組まれる。
「連絡が取れなくなってから、万が一の場合を考えていた。すでにリストアップは終わっています」と笹原イベントプロデューサー。もちろん何もなく、単に試合をドタキャンしたのなら何らかのペナルティは考える、という。しかし今の状況は「どうなっているのか知りたい。今まで問題行動はなかったので、心配なんです。マネージャーも心配していました」と声のトーンを落とした。
10月25日(日)大阪城ホール 開場14:00 開始15:00
【追加対戦カード】
<ヘビー級ワンマッチ>
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)
ジェームス・トンプソン(イギリス/LONDON SHOOT FIGHTERS)
【既報対戦カード】
<ミドル級ワンマッチ>
桜庭和志(日本/LAUGHTER7)
ゼルグ“弁慶”ガレシック(クロアチア/ LONDON SHOOT FIGHTERS)
<ミドル級ワンマッチ>
柴田勝頼(日本/LAUGHTER7)
石澤常光(日本/フリー)
<ウェルター級ワンマッチ>
マリウス・ザロムスキー(リトアニア/ LONDON SHOOT FIGHTERS)
ペ・ミョンホ(韓国/CMA Korea)
<フェザー級ワンマッチ>
前田吉朗(日本/パンクラス稲垣組)
チェイス・ビービ(米国/HITスクワッド)
<ライト級ワンマッチ>
エディ・アルバレス(米国/エリートXC・ファイトファクトリー)
菊野克紀(日本/ALLIANCE)
<ライト級ワンマッチ>
弘中邦佳(日本/マスタージャパン)
パーキー(韓国/CMAコリア)
<ミドル級ワンマッチ>
パウロ・フィリオ(ブラジル)
ユン・ドンシク(韓国/チーム・ユン)
<フェザー級ワンマッチ>
藤原敬典(日本/秋本道場ジャングルジャンクション/チームZST)
宮下トモヤ(日本/パワーオブドリーム)