最強中距離王へ、ディープスカイ負けられん!=宝塚記念 展望
3年ぶりGI制覇へ、ドリームジャーニー機は熟した
条件はベスト! ドリームジャーニーの末脚がうなる 【スポーツナビ】
天皇賞・春は3着と、マイネルキッツ、アルナスラインの後塵を拝したわけだが、この宝塚記念の舞台である阪神2200メートルなら立場は逆転する。もともと中距離を得意としており、3200メートルの天皇賞・春はいわば“専門外”。それでいて見せ場たっぷりの3着にまで突っ込んできたのは、いかに今のドリームジャーニーが充実しているかという証拠になる。
前走後からの体調も順調そのもので、夏場に重賞を勝っていることからも暑さには強いタイプ。そこへ来て、阪神は重賞3勝を挙げている相性抜群コース、距離も前走から1000メートル短縮と、ベストの条件が揃った。
また、2歳王者というとどうしても早熟のイメージが強いが、同馬はむしろ血統面からもこれからが本番の晩成タイプ。3年ぶりのGI制覇へ機は熟した。
怪物の血が騒ぐ……サクラメガワンダー父子制覇だ
まさに完成期のサクラメガワンダー、悲願のGIタイトルへ 【スポーツナビ】
中京競馬場2000メートルで行われた前哨戦の前走GII金鯱賞は、小回りを意識していつもより積極的に仕掛けて行く競馬。その走法から決して小回りコースが合うタイプとは言えないが、それでも力が違うとばかりに文句なしの完勝を収めてみせた。この馬も今が完成期に入ったと言っていい。金鯱賞4着→宝塚記念4着に終わった昨年とは、勢いも出来もまるで違う。
また、同馬の父は、1999年にスペシャルウィークを3馬身ちぎって優勝した“怪物”グラスワンダーだ。父子制覇となれば宝塚記念史上初の快挙。仁川のターフで父の血が騒ぐか。
JC馬スクリーンヒーロー、逆襲へ燃える
JC馬スクリーンヒーローもこのまま黙ってはいない 【スポーツナビ】
また、阪神大賞典はかなりの道悪馬場で行われ、同レースを快勝したアサクサキングスらも天皇賞・春では惨敗したことから、この道悪を走った疲れが影響しての敗戦だったとも分析されている。
距離短縮、中7週で立て直してきた今回は正念場の一戦。堂々の横綱相撲でウオッカ、ディープスカイを打ち負かしたJCの走りが甦れば、アッサリの勝利があっても驚けない。また、それをやってのけられる能力を持った馬だ。
そして、今年悲願のダービージョッキーとなった横山典弘の手腕にも期待がかかる。
古豪カンパニー、アドマイヤフジらが波乱の使者に
古豪カンパニーの力はまだまだ衰えず 【スポーツナビ】
2009年前半戦のフィナーレとなる夏のグランプリ。ディープスカイが能力どおりに古馬チャンピオンの座につくのか、新たな中距離王の誕生か。それとも天皇賞・春同様、伏兵の大駆けで波乱の締めくくりとなるのか。
6月28日(日)兵庫・阪神競馬場 2200メートル芝・右
サラ系3歳以上オープン(国際)(指定)定量 発走15:40
1(1)マイネルキッツ 58 松岡
2(2)インティライミ 58 佐藤哲
3(3)スマートギア 58 武 豊
3(4)アドマイヤフジ 58 川田
4(5)ヒラボクロイヤル 58 鮫島良
4(6)エリモエクスパイア 58 小牧太
5(7)アルナスライン 58 蛯名
5(8)サクラメガワンダー 58 福永
6(9)ドリームジャーニー 58 池添
6(10)スクリーンヒーロー 58 横山典
7(11)ディープスカイ 58 四位
7(12)モンテクリスエス 58 安藤勝
8(13)コスモバルク 58 津村
8(14)カンパニー 58 岩田
※出馬表などのデータは、必ず主催者であるJRA発行のものと照合し確認してください。
※レース格付けは従来のもので表記しています。