前修斗世界ライト級王者・門脇がフェザー級GP参戦=戦極

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戦極フェザー級GPへの参戦が決まった前修斗世界ライト級王者の門脇 【スポーツナビ】

 「戦極〜第七陣〜」(3月20日、東京・国立代々木競技場第二体育館)からスタートする戦極フェザー級グランプリの追加参戦選手が19日、同大会を主催するワールドビクトリーロード本社で発表され、前修斗世界ライト級王者で現同級3位・門脇英基の参戦が正式に決定した。
 会見に出席した門脇は、「今までとは違う動き、レベルの上がった動きを見せたい。最近では寝技が不発なので、試合までにキッチリ仕上げていきます」と、32歳にしてなお進化していることをアピール。日沖発につづく修斗65キロ級トップ選手の参戦で、戦極フェザー級GPがさらに熱く燃えそうだ。

 なお、門脇のほか、ナム・ファン、マット・ジャガース、L.C.デイビスの出場も決定した。

当初は乗り気じゃなかったが……

独特な口調ながらも、「今はモチベーションも上がっています」とキッパリ 【スポーツナビ】

 ワールドビクトリーロードの國保尊弘取締役から「どうしても出てほしかった選手」と紹介されたその人こそ、第7代修斗世界ライト級王者の門脇だ。
 腹固めとチョークスリーパーを複合させた“門脇スペシャル”を代名詞とする日本屈指のグラップラーで、過去、グラップリング大会では所英男、今成正和に勝利。修斗では2007年9月に“カリスマ”佐藤ルミナから門脇スペシャルで一本勝ちし、昨年3月には当時の王者・田村彰敏を判定で退け世界タイトルを奪取した。同年11月の初防衛戦では元王者のリオン武に僅差の判定で敗れ、ベルトを失ったが、修斗ライト級トップの一人に変わりはない。

 今回、戦極参戦を決意するにあたり、「前回の試合(リオン戦)の後、少し休みたかった」と、当初は乗り気ではなかったと語ったが、最終的には周りとの話し合い、また戦極からの熱心なオファーに心がグラリ。また、「今の自分は試合にビビって、逃げたのと同じじゃないか。自分のためにも良くない」と、フェザー級GP出場を決意した。今では「モチベーションは上がっています」と力を込めて、意気込みを語る。

フィジカルよりも戦術、「以前より確実に強くなってます」

得意のグラウンド戦を戦極リングでも発揮するか(写真は08年3月、王座を獲った田村戦) 【t.SAKUMA】

 また、現在の練習に関しては、イメージトレーニングに多く時間を費やしていると門脇。「年を食ったからでしょうね。若い頃はガムシャラにやっていましたけど、今はそういうのが減ってきました。突き抜けた強さを手に入れるためにはフィジカル面よりも、戦い方の効率が大事」。それでも、まだまだ埋める部分があって時間が足りない、と貪欲に語る。
 「基本的な動きから作り直しているんで、自分としては普通の動きでも変化があると思っています。もちろん、以前よりも確実に強くなっていますよ」
 3月28日に33歳を迎えるが、いまだ進化は止まらない百戦錬磨のグラップラー。静かな語り口の中に秘めた闘志で、門脇が初代王座争いに食い込むか。

 また、門脇とともにこの日、07年6月のDynamite!!米国大会でJ.Z.カルバンと対戦したナム・ファン、KOTC世界スーパーライト級王者のマット・ジャガース、13勝1敗の戦績を残しているL.C.デイビスの参戦も発表された。
 なお、残り1選手については日本人含むアジア圏からの選手を出場させたいとのことだ。

戦極〜第七陣〜

3月20日(金・祝) 東京・国立代々木競技場第二体育館 開場15:00 開始17:00

【参戦決定選手】

門脇英基(和術慧舟會東京本部)
ナム・ファン(ベトナム/米国/Ma Du アカデミー)
マット・ジャガーズ(米国/Team Wolfpack)
L.C.デイビス(米国/アメリカン柔術アカデミー)

【フェザー級グランプリ参戦選手】

日沖 発(ALIVE)
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
山田哲也(しんわトータルコンバット/チームZST)
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
ロニー・牛若(英国/チーム・トロージャン)
クリス・マニュエル(米国・アメリカン・トップチーム)
ニック・デニス(カナダ/Ronin MMA)
ジャン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT)
小見川道大(吉田道場)
石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場)
川原誠也(パンクラスP's LAB横浜)

【既報対戦カード】

<戦極ライトヘビー級ワンマッチ>
川村 亮(パンクラスism)
キング・モー(Kingdom of Mayhem)
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