新生「カー娘」を引っ張るムードメーカー、本橋麻里

岩本勝暁

カーリング競技とは?

 約40メートル先のハウスと呼ばれる円に向かって約20キロのストーンを滑らせ、総得点を競い合うカーリング。「氷上のチェス」と形容されるように、選手には高度な戦略とタフな精神力、体力が要求される。
 1チームは4人で構成。1エンドにつき1人が2回ストーンを投げ入れ、相手チームと交互にリード、セカンド、サード、スキップの順で行われる。全16投が終わった時点で、もっともハウスの中心にストーンを寄せたチームに得点が与えられ、相手のハウスに近いストーンよりも内側にあるストーンの数でポイントが加算される。これを10エンドまで行い、合計得点が多いチームの勝利となる。
 ストーンの方向を調整したり、距離を伸ばすのがスウィーパーの役割。リンクの表面にはペブルと呼ばれる無数の細かい氷の粒があり、2人のスウィーパーがブラシでこすってペブルを溶かすことで、ストーンの軌道を調整する。
 カーリングの歴史は古く、その発祥は15世紀のスコットランドといわれている。日本には1930年代に伝えられ、1984年に日本カーリング協会を設立。1998年の長野から冬季五輪の正式種目に採用され、日本の最終成績は男女ともに5位だった。

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著者プロフィール

1972年、大阪府出身。大学卒業後、編集職を経て2002年からフリーランスのスポーツライターとして活動する。サッカーは日本代表、Jリーグから第4種まで、カテゴリーを問わず取材。また、バレーボールやビーチバレー、競泳、セパタクローなど数々のスポーツの現場に足を運ぶ。

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