シャラポワ、4大大会連続優勝なるか=全豪オープン展望
全豪オープンで4大大会連続優勝を狙うシャラポワ 【Getty Images/AFLO】
男子は、前回覇者で世界ランク1位のロジャー・フェデラー(スイス)が第1シード。女子は世界ランク1位のジュスティーヌ・エナン・アーデン(ベルギー)が欠場したため、同2位のマリア・シャラポワ(ロシア)が第1シードに入っている。テニス界にとどまらず幅広い活躍を見せているシャラポワは、昨年の全米オープンを制しており、今大会には4大大会連続勝利をかけて臨む。
男子はフェデラー優位 初挑戦の添田に注目
昨年は、2003年のジュニア王者マルコス・バグダディス(キプロス)が台風の目となり、ノーシードから決勝へ駒を進める大活躍を見せた。今年もフェデラー優位は動かないものの、上位シード陣に不安があるだけに、シンデレラボーイが登場する可能性もある。日本からは、2005年の鈴木貴男以来2年ぶりに添田が挑戦する。昨年9月、ウズベキスタンで行われたアジア選手権で優勝し、今大会本戦の出場権を獲得した。初戦の相手となるアンチッチは、今年初戦のハイネケン・オープンで準優勝とまずまずの滑り出しを見せている。苦戦は必至だが、日本男子テニス界のホープが金星奪取を目指してどこまで戦えるか注目される。
女子はシャラポワ、モレスモが中心
また日本勢は、杉山、中村、森上に上位進出の期待がかかる。杉山は昨年、全豪で初戦敗退、全仏オープンも2回戦で敗退。しかし全仏では、ダニエラ・ハンチュコバ(チェコ)とのダブルスで準優勝を果たして、存在をアピールした。さらにウィンブルドン選手権では、3回戦でヒンギスを破って16強入り。全米オープンでもエナンに敗れたとはいえ3回戦進出を果たしている。中村は昨年の全豪で自身初の4大大会3回戦進出を果たした。また、12月に国内で行われたAIGオープンで準優勝を果たすなど、着実に力をつけている。森上も昨年の全仏オープン初戦で第3シードのナディア・ペトロワ(ロシア)を破る金星を挙げるなど、世界の舞台でも力を発揮している。今大会では2回戦に進めば、クライシュテルスとの対戦が濃厚。再び大物食いを見せてもらいたいところだ。
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