謎の団体WPFに潜入インタビュー=ZERO1-MAX

スポーツナビ

謎の団体WPFにインタビュー。左からキンボス・ライス、ミスターレスリングIII、ヤヤ・ブラジル 【スポーツナビ】

 今、ZERO1−MAXを傘下に収めようと活動している謎の団体がある。WPF(ワールドプレミアムフェデレーション)だ。怪文書をメールで送信するのは当たり前、エージェントを名乗る人物がポルシェでZERO1事務所を視察するなど、いやがらせを繰り返しているという。30日の後楽園大会にはWPFの刺客としてミスターレスリングIII、キンボス・ライス、ヤヤ・ブラジルの3人が参戦し、ZERO1リングをかき回していった。

 いったい彼らの真の目的は何なのか? そこで、実態を探るべくWPFにインタビューのオファーを出したところ、意外にもOKの返答を得ることができた。前述の刺客3名は紳士的に応対してくれ、理路整然とZERO1を付け狙うわけを語ってくれた。以下、ミスターレスリングIIIとの一問一答。

「ZERO1は日本で一番弱い団体で、容易に乗っ取れる」

インタビューには紳士的に応じてくれた三者 【スポーツナビ】

――なぜ日本に来たのですか?

 日本は世界の中でも大変純粋なレスリングをする国という認識を持っている。しかし、ここ数年間、日本におけるプロレス界の現状は厳しい状態にあると聞いている。我々WPFはその状況を良い方向に持っていくべく、そして、笑顔と幸福を日本中にもたらすべくやってきた。

――その中で、なぜZERO1を選んだのでしょうか

 ZERO1−MAXは日本で一番弱い団体で、容易に乗っ取ることができると思ったため、選ばせていただいた。日本においてZERO1は、我々の資金を使い世界中の強豪を集めてプロレスをするのに適した環境であると思う。ただ、ZERO1は我々の認識では純粋に熱く、激しい戦いを常に展開している。その点においては大いに評価している。

「我々の資金力は無限であり、どんな出費も惜しまない」

お金を相当持っているようだ 【スポーツナビ】

――ZERO1を傘下に収めようとする意図、その後の計画は?

 ZERO1には確固としたリーダーがいない。大谷をはじめ、今いる選手たちは必ずしもリーダーとは言えない。しかし、我々WPFという組織は世界各国から集めた優秀なエージェント、メンバーそれぞれがナンバー1になるために必要なものをすべて兼ね備えている。

 頼りない大谷を追いやり、我々WPFのエージェントがリーダーとなり、ZERO1−MAXには大いなる栄誉と名声をもたらしたいと思っている。

――潤沢な資金を有しているとのことですが、どれほどの経済力なんでしょうか

 WPFは幸いにも無限の資源と世界経済の変動による利益の恩恵を授かることができる環境にある。我々のボードメンバーの一人は以前、日本でレスラーをした経験があり、事業の成功で大いなる栄誉と名声を収めた。我々の資金力は無限であり、我々の目的達成のためにはどんな出費も惜しまないつもりである。
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