カブス、100年ぶり世界一へ3つの“仰天”提言=小グマのつぶやき
バートマンを呼ぶべし
だが、あれから5年の月日がたとうとしている。最近、アルーは「彼を許して、前に進むべきだ」というコメントをしたという。前述したように、ことしは“負”の歴史を一掃するというのが至上命題。であれば、プレーオフ第1戦、バートマンを始球式に招待し、すべてを水に流してはどうか。そして、メッツがプレーオフに進出した場合、リグレーでカブスと激突する可能性も高いだろう。そうなればバートマンには当時とユニホームは違えど、「因縁の観客」バートマンとがっちり握手を交わしてもらい、スタンドのファンが万雷の拍手を送る。その後、バートマンには、あの忌まわしき「Aisle 4, Row 8, Seat 113」に座って試合を観戦してもらう。敵守備の際のファウルボールには、一生懸命捕球を試み、カブスの守備のときは一歩下がって見る。忌まわしい過去を洗い流してもらいたい。いい案だと思うのだが、バートマンが来たらカブスファンは黙っていないかもしれない。
ヤギを招待するべし
球場だと、4万人のファンにいろいろと支障をきたす恐れがあるので、ここは「ルーフトップ(球場の通りを挟んだビルに設置された観客席)」のオーナーが太っ腹な態度でプレーオフの1試合に限り、100年ぶりにちなんで先着100頭のヤギをご招待。それでヤギの大好物の紙を、単なる紙だと面白くないので、敵チームのロゴを入れた紙を、試合中に食べさせ、至福のひと時を過ごしてもらう。これなら、1945年に入場できなかったヤギも、天国から「メー」と喜びの声を挙げ、呪いを解く気がしたり、しなかったり。
バカげていると言われそうだが、歴史を塗り替えるのは、斬新で、ときに的外れと思われそうなところにヒントがあることが多い。もちろん選手のプレーが一番の原動力だが、備えあれば憂いなし。
100年ぶりの優勝へ、外壁から固めるべく、いかがでしょうか? カブスの球団関係者とカブスファンの皆さん。
<了>