【新日本プロレス】オカダとタイガーマスクWが初遭遇 大田区大会、NJCに向け激しい前哨戦

スポーツナビ

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 新日本プロレスの「NEW JAPAN ROAD」東京・後楽園ホール大会が1日に開催され、1401人の観衆を集めた。6日の「旗揚げ記念日」(東京・大田区総合体育館)、11日に開幕する「NEW JAPAN CUP 2017」(愛知・愛知県体育館)に向けた前哨戦が、それぞれの試合で火花を散らした。

 メインイベントでは、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカと、テレビアニメ「タイガーマスクW」から飛び出したタイガーマスクWがそれぞれ外道、タイガーマスクとタッグを組み、初遭遇した。

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 6日の大田区総合体育館大会でシングルマッチを行うオカダとタイガーW。先発は外道とタイガーが務めるが、すぐにオカダとタイガーWにタッチされ初接触となる。タイガーWがオカダのお株を奪う高いドロップキックを見せると、さらに場外への高いプランチャで身体能力の高さを示す。

 外道がタイガーのマスクに手をかけると、それを助けに入ったタイガーWに対してはオカダが捕まえ、マスクを剥ごうとするが、これは未遂に終わる。タイガーWはオカダの動きを読んで、適応力の高さを見せると、レインメーカーをうまくかわして、ジャーマンに捉える。その後、タイガーが外道をツームストンドライバー、タイガーWと同時にダイビングヘッドバッド、そしてタイガースープレックスホールドを決め、試合にピリオドを打った。

 試合後、マイクを握ったオカダは「おいタイガーマスクW、大田区楽しみにしているよ。ただ、アニメの俺と一緒だと思うなよ。アニメのオカダと、現実のオカダ、まったく別物だからな。覚悟しておけ、コノヤロー」と言い残して、リングを去った。一方のタイガーWは言葉を発せないが、タイガーの口から「オカダの首を取る」と必勝を誓った。

NJC1回戦に向け棚橋とEVILが大乱闘

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 セミファイナルでは、棚橋弘至、マイケル・エルガン、ジュース・ロビンソン、田口隆祐、KUSHIDAの本隊組と、内藤哲也、SANADA、EVIL、高橋ヒロム、BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンによる10人タッグマッチ。大田区総合体育館でIWGPジュニアを争うヒロムと田口、NJC1回戦で激突する棚橋とEVIL(3.11愛知大会)が、激しくやりあった。

 先発を買って出た田口とヒロム。田口はヒロムを終始おちょくるような動きを見せるが、徹底的に足首を狙いにいきヒロムは嫌がり続けた。連携ではLIJが上回るが、最後はジュースがBUSHIをパルプフリクションでとらえ、3カウントを奪った。試合後、リング中央で棚橋とEVILがにらみ合い。すると、EVILが感情を見せて殴りかかる。これに棚橋も怒り、ともに収まらないとセコンドに引き剥がされる。一度リングを去ったように見えたEVILだったが再びリングに戻り、棚橋に殴りかかる。最後までつかみ合う2人に、田口は何気にEVILにストンピングやエルボーを加え、細かくダメージを与えていた。

みのると柴田が壮絶しばき合い

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 第5試合ではNJC1回戦で激突する鈴木みのると柴田勝頼(3.12兵庫・ベイコム総合体育館)が大激闘。それぞれデイビーボーイ・スミスJr.、デビッド・フィンレーを味方につけながら、パートナー関係なしで激しくやり合う。試合はスミスがフィンレーをブルドックボムでし止めたが、ゴングが鳴った後も、みのると柴田は戦いを止めず、最後はにらみ合ってからリングを後にした。

IWGPヘビータッグ、ジュニアタッグ前哨戦も

 第4試合では大田区でIWGPタッグ王座を懸けて争う矢野通、石井智宏と真壁刀義、本間朋晃を含む6人タッグマッチ。序盤から矢野が真壁を翻弄しつつ、石井とは激しくぶつかり合う。NEVER無差別級王者・後藤洋央紀もそこに加勢する中、リング上で唯一のジュニア戦士となった獣神サンダー・ライガーも奮闘。しかし、最後は矢野がライガーへの急所攻撃から丸め込んで試合を決めた。

 第2試合では大田区でIWGPジュニアタッグを懸けて争うCHAOSのロッポンギヴァイスと、鈴木軍の金丸義信&タイチを含む8人タッグで激突。ロッポンギヴァイスの2人が鈴木軍の2人を挑発していくと2人も応戦。最後はYOSHI−HASHIがTAKAみちのくをバタフライロックでギブアップを奪うと、試合後もロッポンギヴァイスの2人が鈴木軍の2人を挑発。これにイラついたタイチはレフェリーに八つ当たりするなど、前哨戦からヒートアップした。
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