「最後の失点はジャッジミスのせい」 W杯最終予選 イラク代表監督の会見
試合後の会見に臨んだイラク代表のラディ・スワディ監督 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
試合後、イラク代表のラディ・スワディ監督は「われわれの選手に負傷者がいたのに、レフェリーはわれわれのアピールを無視して交代を聞き入れてくれなかった。最後の失点も、ジャッジミスのせいであると強調したい」とこの試合の審判に対する不満を漏らした。
日本はいつものレベルが見られなかった
──レフェリーのミスについて、もう少し詳しく説明してほしい。(田村修一/フリーランス)
先ほども言ったように、負傷した選手が外にいて、選手3人がそのことをレフェリーにアピールした。私も試合のあとに言ったが、彼は「(選手のアピールは)見ていない」と言っていた。3人の選手がアピールしていたのだから、それはうそだと思った。(守備をする)選手が必要だった。(レフェリーが)日本をサポートしているのではないかと思った。その前にも、ジャッジのミスはいくつかあったが明らかではなかった。だが最後のところでのミスは明らかだった。それとアディショナルタイムの6分は非常に長かったと思う。
──イラクは日本よりも力強いチームだと思ったが、後半に引いてしまったのはなぜか。最終予選を突破するには、勝ち点3が必要だったのではないか。(中西正紀/Gracenote『FIFA.com』速報担当)
90分間、最後まで同じ集中で戦えるチームは世界中どこを探しても存在しない。われわれは最初から最後までバランスよく戦ったと思う。日本は最後は長いボールを使ってきた。われわれにもチャンスはあったが、それをつかむことはできなかった。日本の選手たちのスピードに負けてしまった。しかし、これもサッカーだ。最初から最後まで同じように集中するの難しいし、すべてのチャンスをものにすることはできなかった。それでも、われわれはよいプレーしたと思う。
──イラクは強いチームであり、2007年のアジアカップで優勝した時も自分は見ている。今日は日本の出来が悪くてこの結果になったと思うが、どう思うか。(後藤健生/フリーランス)
日本は選手の個性があるユニークなチームだと思う。アジアでもトップレベルだし、バランスよくリズムのある選手たちだと思った。しかし今日は、いつものリズムが発揮できなかったと思う。いつものレベルが見られなかった。イラクはとても強いプレーをしたということだが、私自身もそう思っている。ただし、(勝てなかったのは)それもサッカーだ。日本は今後も試合が続くが、次も勝てるように願っている。日本はW杯に出場するに値するチームだと思うからだ。
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