チーム名も一新! 変貌を遂げ新シーズンへ B1中地区 サンロッカーズ渋谷編
チーム変革の旗手はベンドラメ礼生。スピード豊かなプレーが持ち味のポイントガードだ 【B.LEAGUE】
若者の街“シブヤ”にホームを置く人気チーム
渋谷にはバスケの聖地と言われる国立代々木競技場 第二体育館があり、渋谷駅から観戦に向かうバスケファンは多い。世界的に有名なスクランブル交差点を渡った先にある渋谷センター街、ここが「バスケットボールストリート」と命名されているのをご存じだろうか? もともとシブヤとバスケは相性が良いのだ。
試合観戦には渋谷駅から青山学院大までの道のりを歩くのもよし、あるいはさらに会場に近い東京メトロ表参道駅から行くのもよい。お洒落なカフェやアパレル店が並んでおり、プラスアルファの楽しみがありそうだ。
新監督の招へいと2名の新加入選手が勢いをもたらす
男子のトップリーグでは初采配となるデーブスヘッドコーチは、アシスタントコーチにbjリーグで指揮を執った経験がある勝久ジェフリーを据えた。そして、チーム変革の旗手に指名したのはベンドラメ礼生。スピード豊かなプレーで相手を翻弄(ほんろう)し、高い確率でアウトサイドシュートを決めるポイントガードだ。
このようにBリーグファーストシーズンにチームが生まれ変わるのは、これまでチームを引っ張った竹内譲次の移籍と無関係ではないだろう。ただ、戦力低下を論ずるのは早計だ。なぜなら、チームの要となるインサイドに長くヨーロッパで活躍してきたアールティ・グインが加入しただけでなく、大卒2年目と若く、サイズとスピードを兼ね備えたインサイドプレーヤー、カディーム・ジャックもチームに加わったからだ。
2人とも、テーブスヘッドコーチが求める戦略を実現するのにはうってつけの選手だろう。新加入の2人には、日本でのプレーが6年目となり、チームでも在籍3年目を迎えるアイラ・ブラウンが細やかなサポートをするはずだ。
ここまではチームの新たな変化について触れたが、チームの精神的支柱となるのは広瀬健太と満原優樹の2人をおいて他にはいない。特に満原は日本代表にも選出され、8月13日から19日に行われた国際親善試合では、良い働きを見せた。もともと力強いインサイドとロングレンジのアウトサイドシュートを兼ね備えた選手であり、プレータイムが増えるであろう今シーズンこそ、持てる力を存分に発揮するはずだ。広瀬のスピードと果敢なゴールへのアタックがチームに厚みを増すだろう。
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