200勝投手・黒田博樹という「男」 新人時代から知る西山秀二氏に聞く

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23日の阪神戦で日米通算200勝を達成した黒田 【写真は共同】

 広島の黒田博樹が23日の阪神戦で日米通算200勝を達成。メジャー7年で79勝、日本では13年目で121勝を積み上げた。“男気”あふれる41歳右腕が達成した偉業、そして歩いてきた野球人生、人物像を、上宮高の先輩であり、広島時代にはバッテリーを組んでいた元捕手の西山秀二氏に聞いた。

線が細かった新人時代

――プロ野球OB、元チームメイト、そして先輩として、黒田投手の日米通算200勝をどう評価しますか?

 200勝というのは一流の証。本人の頑張り、そのひと言ですね。高校の後輩にあたりますけど、高校時代は補欠で、控えの控えぐらいのピッチャーだったと聞くし、大学でもずっと小林幹英(現広島投手コーチ)の陰に隠れて目立っていたわけではなかった。最後の年に結果を残してプロには入ったけど、当初は2軍でめった打ちを食らったりもしましたからね。最初からエリート街道を突き進んで、約束された道を歩いてきた選手ではない。本人の努力で、いろんな壁を乗り越えてきた。
 
――西山さんとは学年で言えば9年離れていますが、高校時代の黒田投手の存在は知っていましたか?

 いや、僕は全然知らなかったんですよね(苦笑)。プロに入って同じチームになってからも全然知らなくて、だいぶしてから「実は上宮高校なんです」って聞いて、「そうなんか! 後輩か!」って(笑)。どうしても専修大学出身という印象が強かったので、同じ高校だって聞いて驚きましたよ。
 
――ドラフト2位の逆指名での入団でしたが、プロ入り当初の黒田投手の印象は?
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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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