大崩れ招いたアイアンショットの不調 データで見る松山英樹の全米OP
1日で36ホールを行った松山は、トータル12オーバーと乱れた 【Getty Images】
第1ラウンドのスタッツ
パーオン率 44% 8/18
平均飛距離 299ヤード
平均パット 1.61(29パット)
第2ラウンドのスタッツ
パーオン率 44% 8/18
平均飛距離 289.50ヤード
平均パット 1.72(31パット)
求められるショットの修正
第1ラウンドはフェアウェイキープ率は高いものの、パーオン率が44%で下位に沈んだ。フェアウェイからグリーンを外すらしくない場面も目立ったこの日を象徴するスタッツと言える。松山自身も「グリーンを狙うショットになった時にうまく打てなかった。それは技術の無さかなと思う」と語っており、厳しい結果の原因は明らかだった。
第2ラウンドはその傾向がさらに顕著になり、フェアウェイキープ率も57%に落ち込んだ。パーオン率も第1ラウンドと変わらず44%となった。
このスタッツを象徴するホールが、INから出て折り返しの18番。フェアウェイ左サイドのバンカーに入れると、グリーンを狙ったセカンドが手前の高いアゴに当たってラフに落ち、3打目でもグリーンをとらえられずダブルボギーとした。
■第2ラウンド 18番ホール 484ヤード パー4
ティショットを引っ掛け左のバンカーに入れると、2打目はアゴの高い土手に当たり出すだけに。3打目もグリーンをとらえることができず痛恨のダブルボギーとなった 【写真:ALBA.Net】
今大会は厳しい結果となったが、メジャータイトルは「全英オープン」(7月14〜17日)、「全米プロゴルフ選手権」(7月28〜31日)が残されている。今後ショットをどう修正してくるかに注目したい。
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