武豊ラニ、米紙オッズは21倍の人気薄 奥野庸介のベルモントS展望
ラニは末脚が生きる展開になれば
米国三冠最終戦に挑む武豊とラニ、米紙発表のオッズでは人気薄だが…… 【photo by Tomoya Moriuchi】
今年も2冠の勝ち馬が異なっているうえ、ケンタッキーダービー馬のナイキストはここを回避。米国で唯一のダート2400mで争われるG1競走は風雲急を告げている。
エグザジャレイターとともに3冠皆勤の日本馬ラニはケンタッキーダービー9着、プリークネスSはエグザジャレイターから5馬身差の5着と徐々に着順を上げている。ベルモントパーク競馬場はダート1周が2400mという米国で最大規模の競馬場。ラニの持ち味の末脚が生きる展開になれば、入着以上が期待できる。
エグザジャレイター安定も「混戦」の予感
抜けた1番人気に推されているエグザジャレイター 【photo by Tomoya Moriuchi】
アメリカンファラオが3冠を飾った昨年は8頭立て。フルゲートに3頭足りないだけの13頭出走が「混戦」を予感させている。
サドンブレイキングニュースはケンタッキーダービーでは不利があった 【photo by Tomoya Moriuchi】
ケンタッキーダービー6着のデスティンにも逆転の可能性 【photo by Tomoya Moriuchi】
好位置につけて確実に伸びるエグザジャレイターの安定性は評価できるが、最後に足を伸ばしてくるスタミナタイプの馬たちにも注目したい。クリエイターと同様にケンタッキーダービーを不利な内枠で負けたサドンブレイキングニュース、同じく外枠発走で7着したブロディーズコーズ(父ジャイアンツコーズウェー、21倍)、これにラニを加えた4頭に逆転の可能性ありと見ている。
ベルモントS
◎クリエイター
〇エグザジャレイター
▲サドンブレイキングニュース
☆ブロディーズコーズ
△ラニ
△ストラディヴァリ
△デスティン
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ