【DRAGONGATE】土井ダーツの“お年玉”マッチは大熱戦に 来月の後楽園でユニット解散マッチが決定

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土井ダーツによる“お年玉”マッチに会場は大盛り上がりとなった 【横田修平】

 プロレス団体ドラゴンゲートの「OPEN THE NEW YEAR GATE 2016」東京・後楽園ホール大会が12日に開催され、超満員札止めとなる1850人の観衆を集めた。

 メインイベントでは昨年末最後の後楽園大会で決まった「土井ダーツ・スペシャル10 人タッグマッチ」が行われ、ドリームゲート王者・鷹木信悟とCIMA、望月成晃らがタッグを組み、YAMATO、ドン・フジイ、“ハリウッド”ストーカー市川らと戦う、“お年玉”感満載の一戦となった。

スト市、お約束の“秒殺”で再試合!?

スト市はお約束の秒殺。そして再試合に 【横田修平】

 15年最後の後楽園大会(12月16日)で、土井成樹らヴェルセルクのメンバーによってもたらされた“土井ダーツ”。後楽園の恒例行事は、ユニットの中心である鷹木にとって皮肉な結果となってしまい、ドリームゲートのベルトを争ったCIMA、Gamma、望月の3人と、ジミーズのジミー神田がパートナーとなってしまった。この結果が出た時から、不満を露わにしていた鷹木だが、実際の試合になっても不協和音が満載。試合前に、ほかの4人が円陣を組んで気合いを入れたのに対し、鷹木は一人輪に入らず。ここからロンリーバトルが予見された。

 一方の相手チームは、ヴェルセルクのYAMATOとサイバー・コングの2人、フジイ、市川、戸澤陽というメンバー。やはりこちらもヴェルセルクとほかの3人で分かれた。しかし、それよりも“気になる点”が市川。会場からも「秒殺されたら……」という雰囲気があったが、案の定、最初のリングインの瞬間、望月から顔面蹴りを食らい、早々に3カウント。

 あまりにもあっけない幕切れに、会場からは大ブーイング。そして市川自身もさすがにこれはまずいということで、「後楽園のみなさん、すみません。さすがに新年1発目、メイン、こんなんじゃ終われないですよ!」と懇願すると、チームメートの戸澤も「何してくれてんねん! 終わってもうたやないか! でも、後楽園のみなさん、これで終わりじゃないと知ってますよね? 再試合じゃ!」と観客を煽り、一度控室に戻ろうとした相手チームをリングに戻し、再試合となった。

怒り心頭の王者・鷹木が終止符

スト市はドリームゲート王者・鷹木を追い詰める瞬間もあったが、最後は鷹木に逆転された 【横田修平】

 2度目のゴングでも望月が市川に瞬殺狙いのハイキックを繰り出したが、これをよけることに成功し、観客からは安堵の歓声が送られた。

 そこからは10人が入り乱れての展開となると、Gammaの唾攻撃、YAMATOのナルシストポーズ、戸澤の優しい高速チョップ、望月の股間へのかかと落とし、サイバーの2人まとめてのラリアットやブレーンバスター、市川が誤爆のナックルパートを受けるなど、定番のムーブが満載となる。そしてCIMAは、市川の耳、触覚をもぎり取ると、さらには鷹木がマスクをマスクをはぎ取ってしまい、頭の形が露わになってしまう。

 またYAMATOと戸澤のダブルショルダータックルが神田に決まると、2人そろってナルシストポーズ。さらに、YAMATOがCIMAにドロップキックを食らわせてからナルシストポーズをとると、そこからポーズを真似する連鎖が続き、神田、戸澤、Gamma、サイバー、CIMA、市川(ナルシストではなく、歌舞伎ポーズ)、望月、フジイ(ナルシストポーズからの四股)、そして鷹木の番となったが、鷹木は拒否し、会場から大ブーイング。それを見かねた中川レフェリーが鷹木を場外に落とし、代わりにナルシストポーズ。これにはYAMATOが大激怒となった。

 ふざけた展開に怒り心頭だった鷹木が、試合を決めようとターゲットを市川に絞る。エルボーやパンピングボンバーを食らわし、カウントに入ったが市川が意地を見せカウント2で返す。さらに攻撃を狙った鷹木だが、Gammaの竹刀攻撃、望月の意図的な三角蹴りの誤爆、そこに市川のジャーマンが決まるが、鷹木はカウント2でぎりぎり返す。さらに戸澤の高速ジャーマンなども食らう鷹木だったが、両軍入り乱れての展開の中から、やはり市川をとらえ、ラストファルコンリー、メイドインジャパンを決めるが、これも市川がカウント2で返す。しかし、最後はパンピングボンバーで戸澤を打ち抜き、熱戦に終止符を打った。

ディア・ハーツvs.モンスター・エクスプレスの解散マッチが決定

モンスター・エクスプレスに恨みのある鷹木は戸澤を挑発 【横田修平】

 試合後、マイクを持った鷹木は「遊びは終わりだ戸澤。昨年はベテランたちと試合をしていたが、戸澤、がっつりと試合をしたな」と挑発。鷹木は元々所属していたユニット、モンスター・エクスプレスへの恨みがあるのか「お前ら、明るく楽しいプロレスで満足なんだろ? そんなユニットはとことん追い詰めてからな」と、標的を絞る。

 これに同調して“土井ダーツ”の主催者・土井がマイクを持つと、「モンスターよ、お前ら外国人がいてのユニットとちゃうんか? ウーハー・ネーションもリコシェもおらんのに、どこがモンスターや! お前らはそこらのあんちゃんだよ。なんの魅力もない」と皮肉。さらにその矛先は別ユニットのディア・ハーツにも広がり、「お前らも(B×B)ハルクあってのディア・ハーツだろ? (ハルクが長期欠場しているから)存在価値ないだろ」とユニットを否定する。

土井はディア・ハーツとモンスター・エクスプレスの解散マッチを要求 【横田修平】

 そこで土井は「世間は解散ブームや」とSMAPの時事ネタを前置きにしてから、「ディア・ハーツとモンスター・エクスプレス、解散を懸けて試合をしろ!」と大胆な提案。これには望月やT−HAWKが納得がいかず食い下がる。しかし、観客の空気を読まずにマイクを持った『ディア・ハーツの2016年マイク担当』のビッグR清水が「言いたいことはそれだけか?」と長らく一人でしゃべった土井に対して、不思議な返しをすると、困惑する周りのメンバーを気にせず「やってやるよ」と高らかに宣言。

 その言葉を聴いた土井は今度はモンスター・エクスプレスの意志を確認しようとするが、T−HAWKは前ユニット・ミレニアルズの解散経験もあり、断固拒否。しかし土井が「大体なモンスターよ、お前ら、しゃちみたいなお荷物抱えてるから、せっかく解散の提案してやっているのに」としゃちほこBOYを引き合いに出すと、これにしゃちほこBOYがつっかかり、マイクを握ると「そこまで言われて俺だって黙っていないぞ。確かに最近の俺はユニットに甘えて結果も残せていない。試合をすれば、逆に足を引っ張っていたかもしれない。でもな、そこまで言われたら跡には引けねえんだよ。お荷物はお荷物なりの言い分があるんだよ。俺は自分を変えるために、ディア・ハーツとの解散マッチ、やってやるから」と、提案を受けると宣言した。

渋々、解散マッチに2ユニットだが、ともに次回の後楽園大会での勝利を誓った 【横田修平】

 ここで八木統括本部長が解散マッチを承認し、次回の後楽園大会(2月4日)で4対4のユニット対決を開催することを決定。さらに「一人が負けて解散ではなく、4人全員がギブアップ、もしくは3カウントを取っての完全決着。オーバーザトップロープもなしのいり身ネーションマッチだ」とルールも決めた。

 この決定を聞いて土井は満足顔でリングを去ると、ディア・ハーツの望月は「ハルクが帰ってくるまでディア・ハーツは守る。覚悟しておけ」と言い残して退場。リング上はモンスターのメンバーのみが残ったが、しゃちの心情を悟った吉野正人は「しゃちはしゃちなりに開幕戦(1月9日、京都・KBSホール)でヴェルセルクに秒殺されて、再試合になってもフォールをとられて、1日に2試合負けたんだよ。それにこの後楽園で馬鹿にされて、黙っているわけにはいかず、悔しい思いがあるのは分かっている」としゃちの態度を擁護する。さらに「暗くなってもしょうがない。解散は決まってないんだから、勝てばいいんだよ。勝つしかないよ」と改めて勝利への意気込みを示した。これに戸澤やT−HAWKも同調し、最後はしゃちほこがマイクを握って「来月の後楽園は解散マッチ、男を見せたいから、何とかユニットを守りたいと思います」と宣言し、大会を締めた。
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