小久保監督「負けの責任は自分」 プレミア12準決勝・韓国戦後コメント
韓国戦の9回、満塁のピンチを招いた則本(中央)に交代を告げる小久保監督(右) 【写真は共同】
小久保裕紀監督は「大谷は7回でいっぱいいっぱいだった。今日の負けの責任は自分」と悔しさを押し殺すように話した。
侍ジャパンは21日、20日に行われる米国対メキシコの敗者と3位決定戦を戦う。
小久保監督「大谷は7回でいっぱいいっぱいだった」
小久保監督 絶対勝たないといけない試合で負けたという事実、非常に悔しい。その一言です。
嶋 (涙を拭いながら、絞りだすように)本当に悔しいです。
――9回を含めた継投について。則本が2イニング目もいきました。
小久保監督 大谷(翔平)は7回でいっぱいいっぱいだったというのが理由です。球数は関係なく、則本は7回からと思っていました。最後は走者が出た後に継投を考えていましたが、8・9回は則本と考えていました。
――松井を最後に追い詰められた場面で使った理由は?
小久保監督 同点まではOKだという腹づもりでいましたが、その前の二、三塁(で交代)という選択肢もありましたが、1死も取れなかった中で、ああいう形で松井にチェンジとなりました。ニ、三塁という場面で、余裕を持って投げさせることができなかった。
――則本は調子が良かったように思ったが、9回の則本は変わっていた?
嶋 いつもと(調子は)変わらなかったのですが、そこを引っ張ることができなかった、僕の責任です。
――21日に3位決定戦が残っているが、チームとしてどのような姿勢で臨む?
小久保監督 今日の負けの責任は自分にある。ということで、もう1試合残っている。応援しているファンもいるので、世界一という目標を達成することができませんでしたが、足を運ぶファンに、最後の最後まで全力プレーで勝ちきろうという話をしました。
――松井を(9回の)頭から、という選択肢はなかったのか?
小久保監督 大谷が7回までいった時点で、その選択肢はなかった。
――韓国のチームが日本を上回っていた部分は?
小久保監督 上回っていたというよりは、8回まではこちらが完璧に抑えていました。その中、先頭打者に代打が出てきた時から(韓国打線が)つなごうという意識が出ていたとベンチから見て感じました。
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