「ボンバー・レフト」は再び炸裂するか 11.21 三浦隆司がラスベガスでV5戦
11月21日にラスベガスで5度目の防衛戦に臨む三浦隆司 【(C)NAOKI FUKUDA】
6戦で11ダウンを奪う「ボンバーレフト」
特筆すべきは内山戦を含めた6度の世界戦すべての試合でダウンを奪っている点だ。内山戦=1度、ディアス戦=4度、トンプソン戦=2度、ハルドン戦=2度、プエルタ戦=1度、ディブ戦=1度と、奪ったダウンは合計11度になる。そのほとんどがサウスポーから繰り出した左によるもので、そこから「ボンバー・レフト」のニックネームもつけられた。もともとは右フックの破壊力に定評のあった三浦だが、いまは左強打が最大のセールス・ポイントになっている。また、世界戦では4人のメキシコ人と対戦しているが、全勝(3KO)という結果を残している。
挑戦者は08年北京五輪出場の“悪党”
三浦の挑戦者は08年北京五輪に出場した実績を持っているフランシスコ・バルガス 【(C)NAOKI FUKUDA】
バルガスの映像をチェックした三浦は「特別にスピードがあるとは思わないが、パンチ力はありそう。特に左フックは要注意」と分析。そのうえで「足をつかってくるかもしれないけれど、最終的には打ち合いになると思う。右フックでも左ストレートでもいける。ボディブローも有効だと思う。KOで勝つイメージはできている」と自信をみせている。それを後押しするようにオッズは3対2で三浦有利と出ている。
当日はミゲール・コット(プエルトリコ)対サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)のWBC世界ミドル級タイトルマッチがメインカードとして控えている。この注目ファイトを前に、元五輪戦士を相手に豪快なKO防衛を果たせば、「タカシ・ミウラ」の知名度と評価が一気に上がることは確実だ。次のステージに進むためにも三浦にとっては極めて大事な一戦といえる。
Written by ボクシングライター原功
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WBC世界ミドル級タイトルマッチ
ミゲール・コット(プエルトリコ)/WBC世界ミドル級チャンピオン vs
サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)/前WBA・WBC世界S・ウェルター級チャンピオン
WBC世界S・フェザー級タイトルマッチ
三浦隆司(帝拳)/WBC世界S・フェザー級チャンピオン vs
フランシスコ・バルガス(メキシコ)/WBOインターナショナルS・フェザー級チャンピオン
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